社長コラム

ティーチとコーチの違い

今年は梅雨明けが早く、うだるような厚さが続いております。
そうかと思えば西日本の豪雨、何か以前とは異なってきておりますが、順応していくしかありませんね。

さて今月はティーチとコーチの違いをテーマにしてみたいと思います。

そもそもですが、何故こんな話になったかというと、例えば先輩の職人さんが後輩に対して、
よく教えるタイプと全く教えないタイプに分かれます。昔の職人さんは後者が多かったような気が致します。
弊社でも前工場長がそうでした。彼は東京に出てきて仕事に付いていたけど、
人間関係などから従兄弟である奥山さん(その後は重要無形文化財保持者となられた奥山峰石先生)のところに居候して、
いつのまにか銀器の職人になったそうです。その時も1つ1つ丁寧に教えてもらえなかったそうで、職人は見て盗めと言われたそうです。

そこで今回のテーマになります。ある時お客様で経験豊富な方に人材育成は難しいと申したところ、

「内藤君ティーチとコーチの違いが解るかな」

と問われました。
そこで横文字は苦手なので教えてくださいとお願いしたところ、君はティーチではないか?つまりは教え過ぎていないか?とおっしゃりました。
そこでコーチの意味ですが、尋ねること、つまり目的を達成するために何をしなければならないかを考えさせる、
これがコーチで今後は社員さんに「考える」よう質問し導いていくこと、その方が社員さんは伸びるよとご指導いただきました。
なるほど、思い当たる部分もあるので、それ以降実践させていただいております。

全ての人に通用するかは?ですが企業の発展=人材の育成だと思いますので、精鋭にして私の仕事も少しずつ減らしていく、
いつまでも私が出しゃばっては若い人材が伸びてきません。
思いおこすとこの10年、平日ゴルフは全てお断りし、会社を休んだことも1日もないので、
数年後はたまには休みを頂戴するのが現実になることを目指していこうと考えております。

そのためにはコーチだそうです。


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