社長コラム

「間」を意識する

いよいよ東京オリンピックが開幕しました。
コロナ禍もあってステイホーム、毎日テレビ観戦しております。
その中でも連日金メダルを量産している柔道を見ていて、「間」の大切さを実感しました。
技を掛けるタイミングがズレれば、効果が無いばかりか墓穴を掘る。担ぎ技を意識させて、
後ろ重心にさせてから足技、見事な戦略です。

この「間」ですが日常、仕事においても、いつも忙しい時に来る、手が離せない時に電話が入る等、
簡単に運が悪いと片づけられる時もありますが、それとは異なり、誰からも間が悪いと思われている人、見かけませんか?
そこには原因が存在します。それは相手のことを気遣って行動するのではなく、自分都合で動く方です。
これはあくまで私の意見ですが、まずは仕入先様であれば、相手が事務ワークの方であれば電話、
職人さんならFAXかメール、しかも出来るだけ一度で済むよう要件をまとめます。
前者は電話の傍にいらっしゃって、後者は作業の邪魔にならないよう配慮します。
営業面は少し様子が異なり、仮にAさんが提案を頼まれたとします。その際、まだ御社にしか頼んでないからと聞かされ、
それを仮に仕入先の3社にお話ししたとします。Aさんは私以外にはふらないだろうと
余裕たっぷりで3社出揃うまで待ちました。実際こういう方、結構見掛けます。大半は、予想外の結末となります。
そもそも頼んだ側から考えてみれば、使用する日がまだ先であっても、1週間、2週間、3週間待っても0回答、
忘れてない?やる気がない?心配だから他にも声を掛けておこうか。こうなるかと思います。
では私なら、1社から提案が入り次第、相手先様にもよりますが、すぐに連絡を入れ報告、もしくは営業に向かいます。
仮に週をまたぐ時は、営業に出向いた時、またはメール等で0でも経過報告致します。
そしてできるだけ速やかに提案を完成させます。
仮に提案期日を2週間先にお客様が設定されたとしても、その内容次第では短縮して提出します。
何も用が見当たらないから通わない。それなら用を見つければよいのに、このコロナ禍で以前とは大きく変貌しましたが、
魅力のある人、頼りになる人、困った時に相談できる人、これらはコロナの影響は受けにくいと思います。

この時間軸、柔道は一瞬の「間」の勝負ですが、我々は考える時間が潤沢にあるものが多いです。
その中で常に相手先を意識して、行動できるかが大切なのかなと、ふとオリンピックをみて感じました。


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