社長コラム

チャレンジし続けても現状維持、しなければ居場所無し

まもなくGW突入ですが、もう予定が入っておりますか?
本来なら浮かれ気分となるところですが、ロシアのウクライナ侵攻で例年とは雰囲気が異なります。
今回の侵攻以前から、エネルギー分野が高騰し、さらに拍車がかかりました。
私共でも原材料である金・銀、ここ2年で約2倍になりました。
そうなると押し寄せてくるのは値上げです。弊社においても、木工、木箱、メッキ等々、
様々な分野で値上げ要請が入ってきております。

今までもそうでしたが、昨年と同じリピート商品を納品するだけでは、売上は必ず下降します。
それは無くなってしまうイベントが発生したり、他の物に変更、あるいは他社にとられたり、
ましてや価格UPが激しくなる今後は上記のことに拍車がかかると予想されます。

ではどうしたら売上減少を防げるか?そう新規案件を取りまくる、または新規顧客の開拓、
あるいは新規産業への参入など、コロナ前と同じことをしていたら、自分の居場所がなくなる前に、
会社そのものが消えて無くなるのではと私は考えております。

そこで弊社は2年前から新規顧客の開拓、新規産業への参入、
このテーマで社員さんに意見を出し合って行動を起こすよう呼び掛けておりました。

では私は?もちろん相談は受け付け、私ならこう動く、こういう所をターゲットに定めるなど助言はしましたが、
今回はあえて動きませんでした。なぜなら、こんなに辛く厳しい、けれど成就できた暁にはこんなに楽しく、
また自信に繋がることを自分で経験したからこそ、これからを担う者に成功体験を植え付けたかったからです。
正直、志半ばという段階ですが、必ず行きつくと信じて見守りたいと思っております。それは、イレギュラーがなければ、
順番からいっても、私が会社から去っていく日が一番近いからです。

そこまで行きつけば、自分の強み、会社の強みが明確になり、仮にライバル企業と提案勝負になった時、
全ての分野で勝つことは不可能で、
勝てる分野で提案または要望に応えることができれば新規案件を受注できると考えております。

しかし、リピート案件だけで満足している方が、相当数存在することが不思議であり、それを見ている若い世代に、
さぼり癖がつき、そういう会社が自然淘汰されるのかと思う今日この頃です。

この際、新しい分野にチャレンジしてみませんか?自分の能力がこんなに高かったのかと思えるかもしれませんよ。


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