社長コラム

費用対効果

今年は、例年に比べ寒い気がするのは私だけでしょうか。
数年前までは自室で、暖房器具をほとんど使わずに生活しておりましたが、今は起きる際も予め温めてからでないと、ベッドから降りられません。年のせいかな?

話は変わりますが、先日新聞に値上げの転嫁ができていない企業が、まだまだ半分近く存在するという記事が掲載されておりました。
製造業においては余程の要因がない限り、原価は高騰しているかと思います。さらにエネルギーや生活用品の値上がりが拍車を掛けている状況下では、
『給与を上げない=生活レベルの低下』と同意語になるかと思います。

では何故値上げできないか?値上げすれば、売れなくなる?他の品に変えられてしまう?など心配が付き纏い、値上げを我慢する負のスパイラルに追い込まれます。
仮に思い切って値上げをお願いしても、予算がないだとか、仕様を変更して、前回よりコストを下げられないか等の要望が入ります。

勿論諸事情はあると思いますが、誰がその要望を申しておるかが問題だと思います。仮にエンドユーザーさんからであれば、何か手立てを打たなければいけませんが、決まった予算内で、できれば他業種のコスト削減と同率、もしくは他より甘い率になるよう交渉するしかありません。しかし、私が思うには、エンドユーザーさんまでの途中に携わる方が、値上げを言いにくい、言いたくない等、自分の営業力がない故、末端に圧力が掛かる事案が、かなり発生していると思います。

では、きちんと伝えるためには、どうしたら良いか?どこもが悩むところだと思います。私は今の産業を継続しながら、新たな産業への開拓を進めてくことで、利益を確保し、昇給や賞与に繋げていく、そんな道筋を考えております。その為には、「経費を掛けても売上が上がらない=費用対効果が低い」顧客からの脱却を図り、時間のロスを減らしていくしかないと思っております。
弊社において効果が低い顧客先とは、他社で製作した記念品の彫刻のみで取りに行ったり持ち込んだり、または予算もわからず、何も顧客先様からのヒヤリングも無しで、ただ提案ばかり頼む、そのほとんどが経過報告も入らず、結果も聞けず廃案。

現在、製造業においてコロナ前と同じことをして、ご飯が食べられる時代は終わったと思います。しかしコロナという疫病が広まったおかげで、社員さんが成長できれば、コロナ以前より業績は上がると信じ、これからもお客様から喜んでいただける記念品を製作していけたらと考えております。何かお役に立てそうな案件がございましたら、弊社スタッフが、しっかり対応させていただきますので、よろしくお願い致します。


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