社長コラム

勢いがある時はそう長くはない

いよいよ春の便りが近づいてきました。お変わりありませんか?
私は花粉症も手伝って引きこもりの生活となっておりますが、
しばらく先のことを想いながら大人しく過ごしております。

そんな中、私のこれまでの経験値から、社員さんには会社の勢いがある時に、
先々を見据え設備投資や新製品開発を考えるよう呼び掛けております。
それは会社が追い込まれてからでは、手を打ちたくてもできない、あるいは手遅れになるからです。
例えば新製品開発、誰をイメージするか、それともアイテムから入るか、趣味の世界からターゲットを絞るか、
そして製作過程でも、いかにきれいで低コストに早く製作できるか、
どちらも考えることが基本となり、それに携わった者のスキルUPが期待できます。
できれば一人でも多くの人を巻き込んで開発してもらいたいと考えております。

それができた暁には、新規顧客先の開拓も期待できるし、
仮にすぐには芽が出なくても、何年か先に花が開くこともあるのです。
それで会社のピンチを救ってくれるかもしれません。

今できることを全力で、これが私のモットーです。

以前、こんなことがありました。顧客先様から新規産業参入を考えている。
何か面白い物、考えてもらえないか?いいですね、誰をターゲットとして考えておられますか?
はい、1億3000万人と返ってきて、腰がぬけるほど驚きました。
とどのつまりが、低コスト一択、私は100円ショップに行くことを推奨しますよと答えました。
物が流通する=誰がどこで何が目的で訪れるかで、求めるものは変化します。

特に高価な物は、その3つ全てが揃わないと購入までには至らないと考えております。

つまり、誰から始まる弊社の新製品開発のスタート、そこにはアイテムのほかに大事な要素があります。
それはコスト・クオリティー・スピードです。
予算はどれくらいを想定しているか?それに差し上げる物やそれなりのコストが掛かる物であれば出来栄えも、
そしていつお入り用か、それが記念品の流通する基本かと思います。

しかし一番販売しやすく、説明もいらない、安価な記念品、これをお求めになられる方、
相当数おられるとは思いますが全てではありません。
あえてそこ以外を狙うのもありだと思います。
自分で販売する努力もしない、考えないところと意見交換しても、時間も無駄だと思いました。

どうせなら、マイナーだけど、価値ある物ならコストを気にされないところを
ターゲットと言ってくだされば、前向きに検討したかと思います。
新たな取り組みに失敗はつきものです。失敗体験を糧にして飛躍する場合もあるのです。。

その経験をつめるのも、会社に勢いがある時だけです。有効に時間を使ってもらいたいですね。


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