社長コラム

NOをマイナスではなくプラスの変えるには

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桜が満開という時期になりましたがお変わりありませんか?
私は連日100回近くくしゃみが出て肋骨が痛くてたまりません。早く5月にならないかな。

そんなある日イチロー選手が会見で野球とは本来考えてプレイするものだけど・・・。
私なりにその真意を想像してみました。彼は日々の鍛錬を欠かさず数々の記録を打ち立ててきました。
肉体的なピークは20代いや30代半ばだったか、それが落ちないようかなり努力されたことは想像できます。
でも限界があります。それを補ったのが配給を読む、データをとる、投手の癖を見つける
など考えることでキャリアを延ばしてきたと私は考えております。

私たちも同様に心身ともにピークが過ぎた方はどうやって会社に貢献し続けるか?
考える、勉強する、経験を生かすしかないと思います。

私の業界はというとNOを簡単に使う方がおります。
また常にYESという営業をされている所も存在しますが、

それはプロではありません。誰でも出来ます。

あとは仕入先に無理強いをするだけですから。いかに上手にNOを伝えるかで真価が問われるのではないでしょうか。

一概にNOと軽く申しますが、1つのNOは10個に値することもあり、
弊社では担当者にYESは良いけどNOはできるだけ言わないよう、できれば先様に断ってもらう、
それが難しい場合は会社の中で力がある立場の人がお断りするよう徹底させております。

私はどちらかというと相手先様の人柄を重要視し、信用できるか否か、
そのため自分の手の内をまずはお見せし、先様が同じように歩み寄ってくださる方なら、
仮に見た瞬間無理だと思う案件でも先様が力を入れているようなら、
詳しく調べ何故対応が難しいかをお話します。

まずそこに基本となるのは、品質、納期、予算、この3つです。
全て含まれる案件は回避していかなくてはいけません。
東京から大阪に今から1時間で行け!って言われれば、何か手段はあるかも?でも費用も掛かります。
つまり短納期=コスト高、また高品質=コスト高、つまりはこの3つは製造業にとって難題です。
それがかなりの数量であれば、他のお客様にもご迷惑を掛けてしまいます。
そのため生産工程表を提出したり、外注単価を伝えたりして納得してもらい、
できるだけ断ってもらうようにしております。

プロフェッショナルである以上、ただではできません。
しかしお見積りやご提案等、必要な場合もございます。
しかし私の廻りでもお金がもらえない仕事をよく見掛けます。
つまりはプロの自覚が足りていないから頼むし頼まれるのかと思います。
そんなことをふとイチロー選手の会見を見て己の環境と照らし合わせてみました。

社長コラム

人でも物でも見分ける目利きを養う

投稿日:

今月は早くも花粉の影響が出ており、昨年より早い気が致します。
どうか気をつけていただき、GWまで乗り切りましょう。

さてそんなある日、信用金庫さんの営業の方がお見えになりました。
彼が弊社の担当になってから、融資の際も大変便宜を図っていただきましたが、
そろそろ転勤の頃合、そこで将来まだ私が生きている間に今の支店に支店長で戻ってきたら感動するし、
それを目指すようにと、その間これから幾つも困難にぶつかるだろうから、
今から先を見据えて、その解決策を想定しておきなよと私自身若輩者ではありますが
人生の先輩として話をしております。

彼はかなり積極的に提案を持ち込みます。そこで私は5つ案件があったら5勝0敗は考えず、
3勝2敗でも良いから全体の75%以上の内容をキープする道を勧めます。
そんな会話の中で、弊社の試作品を机に4つ並べました。どれか1つ満足できない出来の物があるが解る?
と尋ねたら、しばらく考えてギブアップしてきました。

上記の答えは、あくまで個人的見解ですが大塚家具のお家騒動で匠大塚と大塚家具の違いは何か?
と共通するお話で、匠さんの社長はタンス屋さんの息子さんだったようで、
出来た品物の良し悪し、つまりは目利きが利きますが、お家騒動後、先代に仕えて来られた社員が抜け、
看板だけ残って本来必要な一丁目一番地が欠けてしまったのが業績悪化の要因の一つだと私は勝手に考えております。

つまり良い物とそうでない物の目利きが必要で、物でも人でも同様です。
そのためには良い物を見る、使うことが大切だと思います。

お金が潤沢ならそれもできるでしょうけど、現実はそうはいきません。
そこでウィンドーショッピングを推奨しましたが(本やネットの情報ではなく自分の目で実物を見る)、
肝心なのは興味を持つか否かだと思います。

聞くより見るほうが理解度は高まります。何かきっかけがあった時、
しったかぶりするのではなく頭を下げて教えてもらう。そういう素直さも大切です。

人間国宝(重要無形文化財保持者)奥山峰石先生は傘寿(80歳)展の際もまだまだ新しい発見があり、
いまだに志半ば、人間は息絶えるまで勉強だとおっしゃっておりました。

私もどこまで伸びしろがあるのか、そこに挑んでいく年にしていけたらと考えております。
新たな出会いお待ち申し上げております。

プロフェッショナル

記念品製作におけるお客様のご要望を見極める

投稿日:

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

新たな年を迎えて早々のある日、新年会で締めの挨拶を頼まれました。
事前ではなく当日会場でお話をいただいたので、さて何を話そう?
というわけで弊社が直面している問題についてお話させていただきました。

それは主に記念品を製作するうえで大きく分けると3つの分野に分かれます。
納期・単価・品質の3つです。手を掛けないと品質向上は難しいし製作期間も必要となり矛盾が生じます。
それでもお客様が一番重要視しているところを見極め、
それに沿って記念品を製作していきましょうと締めさせていただきました。

ところがコストばかり考える風潮にあります。私はそれが全てではないと考えております。

当初の仕様と異なるので+αコストがかかる、なら手を抜いてもコストを抑える、これをB、
品物が新たに営業してくれる出来、その為掛かった分のコストUPした物をA、
選ぶのはエンドユーザーさんです。その2つのサンプルをお見せしてBいやAと返事があるなら問題ないのですが、
担当者の判断でB、そして納品後クレームが入ったのでは目もあてられません。

私共は普段、品物が営業してくれる記念品を製作しております。
ただし納期やコストでご要望があれば、その対応もしております。
昨今、思うことはコスト面の要求が厳しいところほど営業される方の記念品における知識が乏しいように感じられ、
先々難しくなっていくのではと危惧しております。

お客様に説明できない=プロフェッショナル意識がない
元々30,000円の予算があったのにライバル企業を意識して記念品提案を20,000円でする。
余った予算は他の業界へと使われる、そんな場面を日常よく見受けます。

そうならないためには灯台下暗しではありませんが、記念品をどうやって製作しているか興味を持ち学習し
記念品の出来の良し悪しを見極め、説明できる営業力が必要となります。

このような、私共と想いが同じ方向を向いている方と意見を交換しながら進めていけたら
楽しいだろうなと考えております。どうか新たな出会いを楽しみにしております。

今年もよろしくお願い致します。

社長コラム

イレギュラー対処は経験が必要

投稿日:

今年もあっという間に年末となりましたが、如何だったでしょうか?充実した年になりましたか?
私は山あり谷ありの一年でした。来年は穏やかで若い人材の成長に
目を細めて見ていられる年になったら良いなと理想を描いております。

そんな中、来年に向けて大きな案件を幾つか頂戴できました。有り難いことです。HPからもお仕事をいただきました。
また周年記念品で図案製作・お見積り・サンプル製作と至って本受注となった案件は弊社の規模ではかなりの量で、
いざ生産となりますと専門分野の経験豊富な仕入先様でも予測がつかない、
いわゆるイレギュラーが起こり、その対応で毎日忙しく過ごしております。

やはり金属加工は難しいと改めて実感した次第です。

しかしクリアーしなければ前に進めない課題も多く、
それを1つ1つ根気強く考えて試作、またその改良と工程をふむこと、これが次に繋がるし、
面白いと思えるのが物造りだと私は考えております。

この経験はキャリアが必要です。
私はこのような工程を社員さんに見せていき、イレギュラーが起きたら、
どう対処すればよいかを極めていってほしいと思っております。

来年で私も56歳になり、そろそろ若い社員さんに私が教わった、または取得したものを
伝えていく立場がより一層強まる年になるかと思います。それには社員さんの自信と自覚が必要となります。
我々はメーカーの営業です。お客様より専門分野の知識が上回っていないと、
それは相手先様に伝わりますし、自ずと仕事を減らすことにも繋がると思います。

物は製作できなくても作り方は解る、その為に現場の者と仲が良過ぎても悪すぎても駄目、
意見交換を四六時中やって、互いに戦ってほしいなと思っております。

そんな現在進行形の会社ですが、新しい案件の門戸を広げてお待ちしておりますので、
何か計画がございましたらお話を聞かせていただけますでしょうか。よろしくお願い致します。

今年も色々お世話になりました。どうぞ良いお年をお迎えください。

プロフェッショナル

プロ意識

投稿日:


写真©大相撲協会

お元気ですか?私は予定外の秋の花粉に苦しめられております。
春は事前に予防しましたが、今回はそれがなく後悔しております。やはり備えあれば憂い無しですね。

さて話は変りますが、大相撲の九州場所で貴景勝関が賜杯を勝ち取りました。
正直テレビ観戦もなく優勝翌日のテレビ各局の報道で知りました。
その中で関取が国技館に足を運んでくださるお客様を増やせる力士になりたい、
その為にはより一層稽古に励むと申しておりました。

その言葉を聞いた瞬間、私は衝撃が走りました。

22歳の若者が、まさかと思いました。
自分の当時を考えると比較になりません。
よほど親御さんや指導者に恵まれたのではと考えました。

昨今、パワハラ問題が多く話題になります。私も会社で部下がおりますので当事者になりかねません。
そんな話題になると弊社に来られる大手企業の営業さんが、今の若い子はと口にします。
すぐパワハラだとなるそうです。でも昔も今の若い子はと言われてきました。
現実として上司が部下に注意できない環境になりつつあるそうです。

でも本当にそれで良いのでしょうか?先日も弊社で社員さんの言動に対し私は注意しました。
その際補足したのは、文句を言ってくれる人を大切にしなさい。縁あって同じ屋根の下で働くのだから、
今後のあなたの為に注意します。これが自分のストレスの捌け口であれば、それこそパワハラになります。
その誰のために注意しているかがパワハラとの分岐点だと思いますが、
それすら判断できずにパワハラと言われていると営業さんは溢しておりました。

話を貴景勝関に戻します。
彼はご両親が厳しく、在学中もあえて厳しい環境下に身をおき、角界に入っても貴乃花部屋で稽古を積んできました。
まさにプロフェッショナルです。またその自覚もあります。
今の若い子、あえて言えばプロ意識が足りていないのかなと感じます。
以前に比べ人より上に行くとかの競争原理が働いていないように見受けられます。
だから時間内は真面目に働くけど、オフの時間は仕事のことをまったく考えない。
これでは給与や賞与はなかなか上りません。成長を遂げて初めて手当が上るのですから。

それにしても魅力のある力士が誕生しました。彼が手にした賜杯、我々賞杯業界で製作するものです。
3賞もそうです。弊社の望みとしては1つでも多く今以上に関わっていけたらと考えております。
イベント表彰や記念品製作のご予定がございましたら、一度お問い合せいただけますでしょうか。
よろしくお願い申し上げます。

社長コラム

涼しい顔して納品

投稿日:

日が暮れるのが、めっきり早くなってまいりました。くれぐれも風邪などひかぬようお過ごしくださいませ。

そんなある日イレギュラーが起きました。ガラス製品の仕入れに関しての納期遅延、
弊社の社員が度々確認のメールなり電話を入れているのを見ていたので、
業者さんの担当としっかり対応してもらうよう指示を出して、
見守っておりましたが、お客様にはご心配をかけ、お叱りを頂戴したようです。

何とか間に合ったようですが完納後、次回に向けて検証することにしました。
すると弊社の担当が、業者を変えても良いですか?と申すので、言い分を聞くとなるほどと思う内容で、
些細なイレギュラーを含めると立て続けに4回問題を起こしていると報告が入りました。
そこで業者さんに今回何故納期遅延になったか、また次回安心して依頼できるための改善書の提出を頼みました。
弊社では考えられない事です。つまりは製造業の怖さが全く理解できていない者が手配するからだと思いました。

弊社ではネットでお申し込みいただいたお客様には、週末に経過報告を致しますし、
進捗したら写真や文字でご案内しております。
またしばらく先の納期の物であっても、完成予定を少し前倒しにして、
何かイレギュラーが起きても対処できる時間をつくります。
そのためには、生産計画表は納品日から遡って製作します。(※詳しくは「物事を考えるならケツ(後ろ)から」)
その過程で、仕入先様にいつ持ち込むので、何日には上げていただけますかといった具合に事前にお願い致します。
仮にどこかで躓いた場合、必ず連絡し、申し訳ないという謝罪と日程調整を講じます。
ところが彫刻屋さんやエッチング屋さんにデータを送るに際し、
お客様から期日がきても支給されないといったことがよくあります。
私はゼロ解答であっても連絡をするよう社員さんに指示しております。
ところが何も連絡が入らない人、結構いらっしゃいます。
お客様に安心してご注文をいただくには、常に涼しい顔して納品できることが大切だと思います。
トラブルが起きたことを気付かれないようにすることで信頼していただけるのだと考えております。

こんな調子なので社員さんは私のことをうるさく思っていると思いますが、以前にも申し上げましたが、
社内には悪役が必要です。もうしばらくは悪役に徹していくつもりです。

弊社には若くて粋のいい者がおりますので是非お気軽に、
お問い合せください。よろしくお願い申し上げます。

社長コラム

銀も人も磨けば光輝く

投稿日:

今年は台風が頻繁に発生し、西日本でも大きな被害が出ております。
また北海道でも震度7の大震災、どうか平穏な日が一日も早く訪れるようお祈り申し上げます。

さてそんな中、一筋の兆しと申しますか喜ばしく、また偉業が達成されました。
テニスの大阪なおみ選手の全米オープン優勝です。
しかも彼女の憧れのセリーナ選手に打ち勝って辿り着いた価値あるものです。

(写真:大坂なおみ公式instagram)

ところが表彰式でのブーイング、日本人が日本開催の決勝戦で相手が外国人でセリーナ選手のような振る舞いをしたら、
どうなっていただろうと考えてみました。
日本の武道、柔道にしても相撲にしても礼に始まり礼で終わる、これは相手に対する敬意です。
それは審判にも同様だと思います。しかもファイナルを仕切る主審です。相当の実績のある方だと想定されます。
私はあのようなブーイングは無かったと思います。大阪選手が可愛そうです。
ところが彼女のスピーチに感動しました。間違いなく日本人の血が流れていること、奥ゆかしさを感じられました。
あれで観客の皆さんも、また視聴者も空気が変わって心から彼女を祝福した瞬間だったと思います。

昨今、指導者のパワハラ問題が賑わっており、特に名選手だった方が含まれております。
自分は当たり前にできたのに何故こんなことができない?
それが容易くできるから頂点に立てたのだと思います。そこには教えてあげているというものも感じ取れます。

ところが大阪選手のコーチは試合中、彼女にポジティブシンキングを呼びかけ、
彼女も聞き耳を立てているところに信頼関係を感じます。

そのコーチですが以前はプロテニスプレイヤーでしたがランキングは100位以下だったそうです。

コーチに相応しい人材、これは会社組織も同じだと思いますが、才能あふれた方より、
苦労してステップを一つ一つクリアしてきた人の方がむいているのでは?と私は思います。

それにしても大阪選手の表彰式で掲げたトロフィーは美しく光輝いておりました。

(写真:大坂なおみ公式サイト)
多分銀製だと思います。銀は磨けば光ります。これは人も同じだと思います。
弊社は光輝く物、また人材を生み出していけたらと考えております。
何か表彰やイベントなど企画しておりましたらお話を聞かせたいただけますでしょうか。
よろしくお願い申し上げます。

社長コラム

表彰する、される場面とはどんな時か

投稿日:

今年は異常に暑い日が続きますがお変わりありませんか?
そのうえ台風も頻繁に日本列島を横断し、各地で大きな被害が出ております。
どうか平穏な日が早く訪れることお祈り申し上げます。

さて、そんな最中嬉しい一報が届きました。
2歳の男の子が道に迷い3日経った早朝、78歳のスーパーボランティアの方が発見され、
しかも無事に保護されたというニュース、安堵しました。

また発見された方のキャラクターも良かったですよね。
人様に一切迷惑を掛けない、全て自前、勝手にやらせていただくという信念で、
見つけたら必ず最初にご親族にお渡ししますと公言して、それを貫かれました。
もはやプロフェッショナルです。

感心してテレビを見ていて、何故被災地等でボランティア活動をされるのですか?
という質問に、自分は65歳まで鮮魚店に勤務し
「今の自分があるのは周囲のおかげ。社会に貢献したい」という気持ちから
ボランティア活動を続けておられると知り、
私が日頃から社員さんの耳にたこが出来るほど申している「感謝」と通じるものを感じました。

4年前には環境省表彰もお受けになっておるそうです。何かの見返りを望むのではなく、
今までのご恩を大切に日々送られている姿に感動を覚えました。

表彰する、またはされる=色々な場面が想定されます。
今回のように困っている方への手助けを継続されている方へ、
またある団体に多大な貢献をされた、会社であれば日々を真面目に努力されて
結果を残してくれてありがとうという気持ち等、
感謝の気持ちを賞状や記念品を添えて伝達する場であると私は考えます。

これをご覧になられて、何か企画を催す予定がございましたら、一度ご連絡いただけますでしょうか。
仕事と割り切り、期日までに納品することを最終目標にするのではなく、
イベントの成功またその後、普及する効果が起きることを思い描いて対応させていただきます。

心温まる話題を提供していただき、ありがとうございました。

社長コラム

ティーチとコーチの違い

投稿日:

今年は梅雨明けが早く、うだるような厚さが続いております。
そうかと思えば西日本の豪雨、何か以前とは異なってきておりますが、順応していくしかありませんね。

さて今月はティーチとコーチの違いをテーマにしてみたいと思います。

そもそもですが、何故こんな話になったかというと、例えば先輩の職人さんが後輩に対して、
よく教えるタイプと全く教えないタイプに分かれます。昔の職人さんは後者が多かったような気が致します。
弊社でも前工場長がそうでした。彼は東京に出てきて仕事に付いていたけど、
人間関係などから従兄弟である奥山さん(その後は重要無形文化財保持者となられた奥山峰石先生)のところに居候して、
いつのまにか銀器の職人になったそうです。その時も1つ1つ丁寧に教えてもらえなかったそうで、職人は見て盗めと言われたそうです。

そこで今回のテーマになります。ある時お客様で経験豊富な方に人材育成は難しいと申したところ、

「内藤君ティーチとコーチの違いが解るかな」

と問われました。
そこで横文字は苦手なので教えてくださいとお願いしたところ、君はティーチではないか?つまりは教え過ぎていないか?とおっしゃりました。
そこでコーチの意味ですが、尋ねること、つまり目的を達成するために何をしなければならないかを考えさせる、
これがコーチで今後は社員さんに「考える」よう質問し導いていくこと、その方が社員さんは伸びるよとご指導いただきました。
なるほど、思い当たる部分もあるので、それ以降実践させていただいております。

全ての人に通用するかは?ですが企業の発展=人材の育成だと思いますので、精鋭にして私の仕事も少しずつ減らしていく、
いつまでも私が出しゃばっては若い人材が伸びてきません。
思いおこすとこの10年、平日ゴルフは全てお断りし、会社を休んだことも1日もないので、
数年後はたまには休みを頂戴するのが現実になることを目指していこうと考えております。

そのためにはコーチだそうです。

社長コラム

目標達成後のモチベーション

投稿日:

今月は寒暖の差が激しいですが、体調崩しておりませんか?
私の周りではサッカー観戦から寝不足で疲れた方を見掛けます。そういう私も眠いです。

そのワールドカップですが、今のところ先月の私の予想を上回る内容でここまできました。
まだポーランド戦の前なので、恥をかくことも想定されますが、今月は告知どおり2戦を終えた段階での私見を書かせていただくことにしました。

今回、優勝候補の呼び声が高いチームの苦戦が話題を集めております。
1番人気のドイツはグループリーグ最下位での敗退、ブラジルやアルゼンチンも冷や汗たっぷりの予選でした。
ど素人の私の勝手な意見ですが、幾らかアジア・アフリカ勢を甘くみていたのでは?
ところがFIFAランクの下位チームは対戦相手が決定し、あらゆる角度で研究した結果、
上位チームにとって容易く勝てなくなったと推測します。

個では劣っていても組織で動く日本に苦戦するのは、その象徴だと思われます。
以前ゴルフのクラブ選手権の話をした際、4週競技で予選が絶好調では決勝まで持たない、
個であれチームであれ1ヶ月好調を保つのは難しい、
だから優勝候補に挙がったチームはベスト16もしくは8あたりでピークに近づける調整をした結果、
日本のように予選突破が大名目なチームにコンディションで劣ってしまったように感じました。

元々、本大会前の日本は苦戦が続き、周囲もあまり期待していなかった中、
ドイツやブラジルに比べプレッシャーが軽減できたこと、
またコンディションを上げるには一度落ちていないと上ってこない、その両面で結果が出るのではと期待しておりました。
ここは是非、突破してコンディションが上ってきたチームに組織力で勝負を挑んでいただきたいですね。
少し心配なのはピークから落ちることと、目標達成からくるモチベーションの低下、外れることを願っております。

そして過去最高の結果を残し、それを祝した企画のなかで、記念品の製作依頼が入れば良いなと夢みております。
以前アジアカップを制した際、現実になりましたから。

何はともあれ、寝不足はしばらく続きそうですが
「頑張れ日本」