ゴルフ・ホールインワン記念品

鬼怒川カントリークラブ キャプテン杯

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鬼怒川カントリークラブ キャプテン杯

今月は九州で大変な洪水被害があり、被害に合われた方が早く平穏に過ごせる日が来ること心よりお祈り申し上げます。

そうかと思えば関東は水不足で毎日うだる暑さと格闘しております中、私のメンバーコースである鬼怒川カントリークラブさんのキャプテン杯に参加してきました。

栃木県で3番目に出来たコースだそうで1959年開場ですから再来年で60周年を迎えます。

弊社は鬼怒川C.Cの5大競技の記念品を製作させていただいており、腕は未熟ですが参加できる競技は全てエントリーさせていただいております。

そして今年、キャプテン杯でハンデを生かし2日間で7オーバーと同ネットがおりましたが、年齢で準優勝(私のほうが年下)、どっと疲れが一気にきました。

競技が終了すると、参加者(人数が少なくほとんど予選通過)全員でパーティーとなります。

私は電車なのでビールを頂戴し、軽食をとりながら、キャプテンからお言葉を頂戴し、社長さんからもゴルフ場の過去の歴史や今後の取り組みなどをお聞きした後、いよいよ表彰式です。

まずは優勝者から呼ばれて大きな(本当に大きい立派な本杯です、弊社製ではありませんが)カップの授与、そして準優勝の私、最後に3位の方(ちなみに優勝は本杯の銀製レプリカ、準優勝は銀製ぐい呑みの2個入れ、3位は銀製ぐい呑み)へと順に表彰されます。

 

タイトルや年度、そして優勝者のお名前を刻んだプレートを装着してお渡し致します
タイトルや年度、そして優勝者のお名前を刻んだプレートを装着してお渡し致します
職人が金槌で叩いて製作した銀製ぐい呑みです
職人が金槌で叩いて製作した銀製ぐい呑みです

 

そしてそこに出席されている方から暖かい拍手を頂戴し、朝早く東京から足を運んで良かったなあと思える光景に出会えました。

私も仕事や趣味も手伝って色々な表彰場面に遭遇しますが、このような表彰式は経験ありません。本当に雰囲気もよく、また次回の競技も頑張りましょうと解散になります。

残念なのは参加者が少ないことで、多くの方が参加することで優勝の価値が高まります。

腕に自慢が無いからと考えず、百聞は一見にしかずと申すように経験することで新たな楽しみや目標が見つかることもあるかと思います。

私共は企業団体等のイベントや表彰に必要不可欠な記念品を製作する会社です。

その場の雰囲気や各々の表情を拝見することが大切で、その経験を生かしコンセプトを付けた提案を心掛けております。

偉業を達成された方を祝福するのも何か幸福感がありますよね。そんな場面を演出する中でお役に立てればと考えております。

何か計画がございましたらお気軽にお問い合わせいただけますでしょうか。心よりお待ち申し上げております。

 

社員表彰・周年記念のカップ・記念品はこちら

 

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社長コラム
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メーカーの最優先課題は魅力のある新製品開発

今月は弊社にとって年度末になります。大変満足とまではいきませんが、目標の範囲内には辛うじて着地できたかと思っております。

そんな6月のある日、ニュースで聞き覚えのある名前が報道されました。今から20数年前、私共と簡易裁判まで行き着いた法人さんの社長さんの名でした。今思えば「鴨がねぎを背負ってきた」というほど、私が人生経験に乏しいボンボンお坊ちゃんに見えたに違いありません。その時の悔しさは今でも鮮明に覚えております。一言で相手が悪かった。でも付けこむ隙が私にあったのだと現在は考えられるようになりました。その当時、弁護士さんに「あなたは、こんな人といつまでも付き合っていては駄目だ、いつか見返せるような人物になってください」と諭されました。

そして今回の報道の件をネットでは、ボンボン坊ちゃんの也の果てと中傷された記事が目に飛び込んできました。

今だから話せますが、あの一件が無かったら・・・

当時500円玉大の脱毛ができたこと、それを今語っても誰も信じてくれません。人は何かのきっかけで変る、いや変れるのだと思います。

その経験から得た物は大きかったです。イレギュラーの察知能力が長けました。それに裁判では正義が必ず勝つのではなくゲームだということから、自分が不利に働かないよう事前に目に見える形でインフォメーションするようになり、仮にイレギュラーが起きても、その対処が冷静で的確にできるよう、かえって相手先様のイメージをマイナスからプラスに変えることを目標にするようになりました。

あとはコネに頼らない(お相手がそういう方でしたから)ということで、友人と仕事面でなるべく関係を持たない、逆に仕事の仲間達とは親友関係にならない。

公私に境がないと自分を追い込み逃げ道が閉ざされます。

また既製のお客様に過度に期待を抱かない。自力で前に進む(推進力)ことです。つまりは会社そのものに力を付けること、その為には魅力のある新製品を開発するということに気づかされました。

記念品を購入する目的=恩人や家族へ感謝の意を表現するため、または自分へのご褒美に、偉業を成し遂げた方や頑張って働いてくれて業績を挙げた社員さんへの表彰として、その各々の光景を想定して何を提案するか、人に頼らず、まずは自分で考え、ヒントがあったらどこにでも出向き貪欲に吸収する行動力が身につきました。

それでも来期はそんなに簡単にはいかないと今から覚悟しております。その中で前向きに楽しく次に繋がる年度にしていきたいと考えております。新しい出会いをお待ち申し上げております。

社員表彰

表彰ぷらざの強み

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表彰ぷらざの強み

5月も半ば過ぎると、思いのほか暑く体調崩しておりませんか?

私は健康診断の数値が悪く、半年振りのゴルフもカートに乗らず歩き、お酒を控えてといった生活を送っております。

話は変りますが昨今、秘密情報保護において契約書に社版と代表印を捺印してといった要望が入ります。

お客様の情報は全て開示しない、その意味は解るのですが逆に我々から発信した情報は秘密を守っていただいておりますか?と首をひねる場面に直面します。

これはバブルが弾けてから買い手市場が長く続いたことも原因の一つだと思います。その流れから自分で考えないで丸投げが横行し、自分で苦労しないで入る資料や情報だから容易にばら撒くし、時にはその情報元に不利になる事も悪気すら感じない鈍感ぶりです。

弊社も以前、ある案件で提案と見積りのご依頼をいただき提出したところ、あちこちの業者さんから弊社で作成した図案で見積りが入り、最終的には弊社の取引先ではない業者さんのカタログの別注製作ページに平気で写真が掲載されておりました。

つまりは他社で製作され、おまけにそれを自分で図案製作していないのに掲載していることに憤りを覚えました。そこで提案依頼を頂戴した得意先の社長さんにカタログの掲載を取りやめてと猛抗議しましたが、今もまだ掲載されております。おかしな話ですが、その抗議した得意先さんから秘密情報保護の依頼が入り、呆れてしまいました。

そこで弊社でもなるべく包装紙に近い存在になり、自分らの一番得意分野で記念品製作を携わりたくこの表彰ぷらざというHPを立ち上げました。

では何が得意か?ですが過去の経験値からだとスポーツイベント用のカップ・トロフィーのご提案から製作までであり、その他では企業団体の周年記念・優秀社員表彰からお世話になった方へ記念品を通して感謝の気持ちを表現する、その光景を思い浮かべ対応しております。

あと必ず確認するのは単価を抑えることを望まれておるか、その反対に誇りになるような記念品なのか、今どきでいえば仮設住宅かレガシーが残る物かとお伺いして、ご提案に繋げております。

また弊社で製作させていただいた記念品で、他社さんから断られ対応させていただいた物もございます。そのほとんどがコロンブスの卵みたいなお話で、技術的に難しいというよりアイディア(発想力)で何とかNoを言わずに実現できた案件です。

納期面も強調できることで、データが入用の案件では社内で対応しております。
このようなことが弊社の強みです。
今後何かの事案がございましたらお声を掛けていただけますでしょうか。よろしくお願い申し上げます。

社長コラム

プロフェッショナルであることを意識する

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プロフェッショナルであることを意識する

季節は桜の季節から新緑へと流れておりますがお元気ですか?

私はようやく花粉症から卒業し、仕事に遊びにと精力的に動ける時期となりました。

そんなある日、ある顧客先で、見積り単価が1円でも安い業者さんにお願いする。その結果、後で様々なイレギュラーが発生し、その為新たな業務が増えたそうで、現場は悲鳴をあげても、上役の方はそれを見ようともしないそうで、サービス残業が増えたと溢しておりました。

結果としては安かろう悪かろうであり、かえって目に見えない経費が掛かっているように感じられます。

このようにイベント開催において、パンフレットの製作から始まり、その中で記念品製作等、本当の意味での役割・目的が理解されているのだろうかと首をひねる現状を多く見掛けます。

そこで弊社でも多く手掛けている社員表彰を例にとってご説明致します。

1年に1回もしくは2回、社員表彰制度があった場合、上司の方の推薦なり査定によって表彰されるかたのリストが確定されると思われます。

社員さんや部署が多ければ、なかなかリストが上ってきません。

まして間に業者さんが入ると、困難を極めます。何故か?記念品の製作工程が解らない、興味もない、ビジネスだからと割り切り、急ぐ理由は現場が楽をするためと考えているからだと思います。確かに早くリストを頂戴した方が余計なコストは掛からないし、何かイレギュラーが起きても対応できる余裕も保てます。

でも、それだけではないのです。

弊社が直接催促できる環境であれば、何故このタイミングでリストが入用かをご理解いただき対応をお願い致します。

そもそも社員表彰とは社員さんへのメッセージです。

それを目に見えるもので表現することで一番大切な個々や組織においてのモチベーションが上ります。また表彰されなかった方は新たに反骨心が芽生えます。

ではどのタイミングで記念品を手渡すか?「鉄は熱いうちに打て」と申すように、早いに越したことはありません。それを持ち帰って家族の者がご覧になることでの効果は計り知れません。

それくらい会社において重要な仕事なのに、最悪いつまでに届けばいいやという感覚で担当される方も見受けられます。これでは表彰制度の効果は半減します。それに携わる方の気持ちは必ず相手先には伝わります。

リスト提出が遅くなる、その流れは「手渡すまたは発送する」まで継続されます。

もらわれた方やその家族の笑顔をイメージして記念品を製作する。それがプロフェッショナルだと思います。これを意識できるか否かで結果は大きく変わってくると思います。

弊社では担当する者がプロという自覚を持ち、記念品が納まるのが最終形ではなく、携わらせていただいたお客様の繁栄に少しでもお役に立てればという想いで対応させていただきます。

あくまで今回は社員表彰を例に挙げましたが、他にもイベント表彰や周年記念、バッチ製作など幅広く対応させていただいております。何か企画されておりましたらお声掛けいただければ有り難く存じます。

 

未分類

ホールインワン記念品とは?

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ホールインワン記念品とは?

ようやく桜の便りが聞かれてくる季節となりましたが、お元気ですか?私は花粉症との格闘に明け暮れておりますが、あと1ヶ月の辛抱なので気を緩めずに過ごせていけるよう心掛けております。

5月が近づけば好きなゴルフも解禁です。昨年の11月以来ラウンドもしておりませんし、練習も1度だけという状況ですが、テレビで放送されるゴルフ中継を観戦しながらシュミレイションしておる次第です。

女子ツアーはダイキンオーキッドから始まって毎週のようにトーナメントが開催されております。プレイ中は喜怒哀楽を表に出さないようにしている選手が表彰式で見せる笑顔はいつも清清しく感じます。また弊社がデザインから関わらせていただいたカップ・トロフィーが贈呈される場面は感動いたします。

そんな中、若林選手が1番バーディ2番ホールインワンと絶好のロケットスタートをきって、見事優勝を飾りました!

多分無欲の勝利だったと思います。仮に最終組からのスタートならホールインワンも記録してなかったかと思います。プロは攻めと守りは置かれている状況で使い分けます。攻めないと優勝が難しい位置だったから前半は攻めた。ところがスコアボードを見て、後半は手堅いプレイに変更して墓穴を掘らないよう努めた。

過去に優勝を経験しているから出来る、また解説でキャディーさんがかなりコース戦略に長けた方だそうで、今年は早くも2勝目だそうです。後に若林選手がホールインワンをして、それを意識してスコアーを崩さないよう意識したと語っておりましたが、ホールインワンを前半のホールで達成したら、かなり動揺されてOUTとINでスコアーが異なる場合を多く見受けます。(スコアーカードから記念プレートを製作する機会でよく見掛けます)

ホールインワン記念品の製作・オーダーメイド

ホールインワンは一生に何度か経験される方もいらっしゃりますが、多くの方は未経験であり私もその一人であります。一度は経験したいと思っておりますので、お話を頂戴すると羨ましい限りです。

ホールインワンは達成した方に「おめでとう」という意味で何人かがまとまって記念品を贈呈する場合と、そのお礼として「ありがとう」の意味合いで記念品をお渡しする場面が存在します。弊社はその双方に対し、「喜んでいただける」「後々まで残せる物」というテーマで製品開発をしております。

どこにでも販売しているギフト商品ではなく、こんな物を製作したいけど、どこに頼めば対応してくれるかと思われていらっしゃる方に1つから記念品を製作させていただいております。

私共で心に残る記念品製作をお手伝いさせていただけますでしょうか。よろしくお願い申し上げます

 

ホールインワン記念のゴルフマーカー・ゴルフ記念品はこちら!

インタビュー

社員表彰の記念品をプロデュースする社長に聞いた9つの質問

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社長インタビュー「社員表彰の記念品にたいする情熱」

「今日はスーツなんか着ちゃったよ。いつもは普段着だけどね。」

そう言って快活に笑うのは社員表彰や周年記念のカップ・表彰楯・記念品をプロデュースしている「表彰ぷらざ」の内藤社長。

「表彰ぷらざ」は銀カップやトロフィーをはじめさまざまな銀製品を製造している内藤銀器製作所が運営する法人向けサービスです。注文が入ってからデザイン・製造まで全てを自社で担います。そのため、内藤社長のもとには午前中から電話や来客が絶えません。

ものづくり全般において言えることですが、ひとつの品物をつくるまでにはいくつもの工程を経ています。お客さんの要望を聞くことからはじまって、提案、デザイン、作業工程というように。

そうした一つ一つに徹底的にこだわりぬく社長の仕事に対する向き合い方や今後の目標についてお聞きしました。

 

「提案力で勝負したい。お客さんとの丁寧なヒアリングが肝。」と語る内藤社長。

―こうした業界に関わるようになったきっかけをおしえてください。

家業だったのです。それに成績があまりよろしくなかったから雇ってくれるところもね。(笑)この業界は、とりあえず10年といわれます。10年やっても広く浅くしか覚えられないくらい覚えることがたくさんあるということです。僕の場合は大学2年からここでアルバイトをしていました。

 

―お仕事をされるうえで最も力を入れているところはどういったところでしょうか。

うちは、「提案」に力を入れています。具体的にはどんな大きさが良いか、どんなデザインが良いかってことですが、それが分かるにはまず、ヒアリングです。お客さんが求めているものをわからないことには何もはじまりません。

例えば、ホテルに置くものであればあまり場所をとらないようにコンパクトサイズが良いかもしれないし、逆に、ゴルフの大会で使うトロフィーなら大きくて見栄えのするものが良いかもしれない。そういったことはケースバイケースだから一概にこうとは言えないところもありますね。

 

表彰することの意味について語る内藤社長

―実際に内藤社長がした提案をおしえていただけますか。

以前、日本脚本家連盟からお話をいただいたことがあって、その時、僕が提案したのは銀製の“しおり”と“ルーペ”でした。

物を書いたり読んだりする人たちが集まる業界ですから、それを意識してそうした提案をしました。

これは例えばの話ですが、サッカーのトロフィーによくみられる3本の柱をサポーター・選手・Jリーグに見立て、その上の頂点に立つという意味合いを持たせたることもあります。ようするに、ものづくりにはコンセプトが必要だということです。

 

表彰することの意味とは? 感謝を形にすることで期待できる効果

―表彰というと例えば、会社で行われる社員表彰などですが、表彰することの意味は何でしょうか。

単純に、誰かから評価されれば嬉しいはずですが、日本人は評価されたことを周りに自慢しませんね。良くも悪くも控えめというか…。表彰は、評価を形にするという点で大きな意味があります。

経営者側の視点からすると、皆の目に見える形で1人を評価すれば、他の社員に争意識を芽生えさせることができます。対する表彰された社員は満足度やモチベーションがアップするでしょう。お父さんやお母さんが家にトロフィーを持って帰ってきたら、子どもは「すごいね!」というに違いありませんし、それを喜ばない人はいません。

 

―トロフィー以外の銀製品をつくることもあるのでしょうか。

もちろんありますよ。うちの場合は食器が主です。スプーンやフォークといったカトラリーや酒器、またキーリングをつくったこともありました。あるお客さんから古くなったスプーンの修理を頼まれたことがあって、その方は「スプーンについた傷は皆、私の思い出です。」とおっしゃいました。使えば使う程、味が出てますます手放せなくなるような魅力が銀製品にはあるんですね。

 

銀製品はこうして作られる。作業工程とその魅力に迫る

―表彰プラザを運営する内藤銀器製作所は60年、銀製品をつくり続けている会社ですね。そこで、銀製品がつくられる工程についてお伺いしたいと思います。銀製銀といっても様々あるかとは思いますが、トロフィーを例にとってお話しいただけたらと思います。

内藤社長にお話しいただいた工程は以下の通りです。

 ・銀の塊を板にする
     ↓
 ・コンパスで印をつけて丸く切り出す。
     ↓
 ・絞り作業。
     ↓
 ・なましていく作業(金属を熱して伸ばすの繰り返し。3回ほど行う。)
     ↓
 ・磨き作業とバフ研磨
     ↓
 ・取っ手などの部品をつけて銀メッキ。

その後、バフ研磨をその都度行いながら表面をきれいに仕上げる。

注文から一連の作業を終えるまでに短くても一カ月はかかります。今、受けているものは二か月を見ていただいています。早く簡単に作ろうと思えば、絞り作業を3回に分けるところを1回することもできます。

でも、そうしてつくられたものはカップの厚みが均等ではありません。腕のいい職人が作ったものは端から真ん中までがすべて同じ厚みです。良いものかそうでないものかは、触ればすぐにばれてしまうのです。

―トロフィーにも先ほどご紹介いただいた食器類にも共通しているのは後々まで残る品物であるということです。銀製品がそこまで愛されるのはどうしてでしょうか。

レガシーということでしょうか。(笑)日本は消費社会だから発展してきたところもありますが、遺す文化も素敵です。ひとつのものに愛着を持ち、代々受け継いでゆけるのは幸せなことです。子どもが生まれた際、銀のスプーンをプレゼントする場面などを想像するだけで、幸せそうな笑顔が目に浮かびます。そうした笑顔を創造できる現場にいられる我々も本当に幸せだと感謝しています。

 

ものづくりの醍醐味とは?お客さんとの良い関係の作り方

―製造業という大きな枠でお伺いしますが、ものづくりに関わってきてよかったと感じるのはどういった時でしょうか。

お客さんが喜んでくれるのが最高です。ありがとうの感謝の気持ちはすごく大切で、お客さんからのありがとうは私たちからのありがとうでもあります。どちらが上でも下でもなく、お互い尊敬できる関係を築くことが重要です。

―最後に、今後の目標をお願いします。

お客さんと直接つながれる機会をもっと増やしていきたいです。お客さんとの良い関係作りには、お客さんとの距離が近いことが大事な要素の一つです。間に何人も入るとエンドユーザーさんに私たちの思いも伝わりにくいですし、逆もしかりでエンドユーザーさんの思いも伝わりません。

内藤社長は過去に作ったトロフィーやその他の銀製品の写真を見せてくださいました。
ダイナミックなデザインのカップや社長室に飾るという繊細な銀でできた花、プロポーズに使用されたバラの花など、その全ての品物には注文した人の思いと製造に関わった人の思いが凝縮されています。お互いが尊敬できる関係とは、お客さんと作り手がより近い距離にいるからこそ実現できると知りました。

貴重なお話を大変にありがとうございました。

社長コラム

大相撲と本杯 – 稀勢の里関が19年ぶりの横綱

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大相撲と本杯

今月は雪がこれでもかというくらい降った所もあったかと思えば、東京はほとんど雪の影響がなく、日本列島はあらためて長いことに気付かされました。

そんな中、私の父親が大の相撲好きで、長年応援していた稀勢の里関が19年ぶりの横綱となりました。

最近あまり心が温まる話題が少ないので余慶に目立ちますよね。あの表彰式でみせた大粒の涙、こちらも感動させられました。

その表彰式ですが幾つ物の本杯がございます。

その中には、実は弊社で作成させていただいたカップもございます。また贈呈されるレプリカや修理のご依頼も入ったりもするのですよ。ちょっとした自慢です。

話を稀勢の里関に戻します。報道や活字媒体からの情報ですが、彼はかなりのスピード出世で、周囲やファンからも、やがては横綱になると言われていました。

しかし、驚くことに大関昇進後31場所という最も時を要した横綱となったそうです。平成29年初場所で初優勝を飾りましたが、その間何度も優勝争いを繰り広げましたが12回の準優勝。

稽古の量も人一倍だったそうですが、どうしても優勝まで届かない。

ところが後から大関になった琴奨菊と豪栄道に日本人力士での幕の内最高優勝を先に越されてしまいました。

それがきっかけで、己を信じて外部の意見にほとんど聞き耳を立てなかった男が自ら「稀勢の里を横綱にする会」の会長の現役時代の四股名は北の富士さんへ電話して意見をつのったそうです。

今度一緒に飯でもと誘ってもまったく反応もなかった男から、まさかと???思ったそうです。

それが功を奏したのか見事優勝と横綱に手が届きました。

私は祖父がやはり相撲が好きで、その当時は蔵前国技館に連れて行ってもらったりしました。

小学生の時、横綱貴乃花のお父さんである初代貴乃花が昭和の大横綱北の湖を倒して優勝した際、優勝カップをお兄さんであり師匠でもある初代若乃花である二子山親方から贈呈された時のことは今でも記憶に残っております。

その後は何といってもウルフ千代の富士です。「小よく大を制す」で大きな力士をぶん投げる姿は格好良かったですよね。

ところが最近は外国人力士ばかり優勝して、あまり興味を殺がれておりました。そんな中この朗報は、また大相撲にスポットが当たる目出度い出来事だと思います。少しでも長く活躍されることを願っております。

その横綱昇進を一番喜んでおるのは、これは全くの個人的見解ですが、平成の大横綱白鵬ではないかと思っております。

やはり日本人力士が頑張らないと相撲は盛り上がらないし、横綱もしばらく不在でした。

その間支えたのが朝青龍であり白鵬です。相撲協会にとって待ちに待った横綱を彼らも望んだと思いますし、何より相撲の発展を願っておるように私には思えます。だから将来性のある力士に猫だましをして、まだこんなに実力差があるのだから、もっともっと頑張りなさいという叱咤激励であり、そこに相撲への愛情や周りの方への感謝を表現しているように写りました。

以前にもコラムで書きましたが組織には時には悪役が必要で、白鵬はあえて自分をその身に投じ強い善玉の登場を待ち望んでいたのではないかと思います。

来月から大阪で春場所が始まります。新たな感動に期待して出来るだけ観戦しようと思っております。

今月はいつもと趣向を変えてみました。中にはゴーストライターだと疑う方も巷ではおりますが、月1回のコラムはゴルフとお酒が好きな私が懸命に考えて投稿しておりますよ。

銀の用語集

古代、銀製品には銀の価値以上があった?

投稿日:

「銀の象徴的価値」

銀製品に銀そのものの価値以上のものがあるとしたら?

中央アメリカに住むマヤ族は、銀を宇宙と結びつけてその存在をとらえる文化を持っています。

マヤ族の伝説によれば、彼らは銀を月の涙と称していたそうです。対する金は太陽の汗

何ともロマンを感じさせる表現ですね。

銀製の手鏡
銀製の手鏡

銀には魔術的な役割もあります。

それは、文字通りお守り魔除けとして銀が使用されてきたことに由来します。

からだの一部を銀でかたどりそれを神聖な場所に置くことで病気が治るという逸話が存在し、それを忠実に守っていた歴史があるようです。

時に、銀でできた脚や腕、目といったものが出土することがあります。失明や生まれつきの障害、あるいは命にかかわるような病から救われたいとの願いからでしょう。

ブレスレットやペンダントに銀が使用されるのは現代でもなじみが深いものですね。女性がこよなく愛してやまないアクセサリー。こういった類のものにも銀が使用されているのは単におしゃれのためだけではないのです。

よく目にする銀を使用したブレスレットは、実は何百年という長い間たくさんの人に愛用されてきました。銀のブレスレットには見た目の美しさはもちろん、お守りの意味が込められているのです。

子どもの命名式に銀のスプーンを贈るしきたりがあります。これも健康に育ってほしいとの願いが込められているものと想像がつきますね。

花嫁に銀のお守りを渡して、彼女が健康に結婚生活をおくれるよう祈ったという19世紀の中国文化。

イギリスでは古い6ペンス銀貨を花嫁の靴の片方に入れるそうです。これから新しい家族をつくっていく花嫁の幸福を祈る気持ちとその願いを銀に込めて贈る風習は、世界のどこをみても共通するものがあるようです。

このように、比較的小さなサイズの銀には魔術的な役割というよりは、より身近なお守りとしても意味合いが強いことが伺えます。

銀製の小判盆
銀製の小判盆

ところで、銀製品には抗菌性があると実験で立証されています。近年発売される絆創膏や包帯には傷が早く治るように銀が使われていることも多いのだそうです。水道水の浄化として人気なのは銀のフィルターです。

こうした銀の特性を考えたら、古人が信じていた銀の魔術的役割というものも、あながち見当違いではないと思うのは私だけでしょうか。

近代になるにつれて、銀の役割も次第に変化していきます。魔術や魔除けの意味合いは文明が発達するにつれて忘れ去られていきました。変わって祝祭やその他何かの行事には、銀製品が記念品として登場するようになります。

ヴァーシップフル・カンパニー・オブ・マーサーズはヴィクトリア女王の即位60年を記念してメンバーに銀盆を贈りました。

現代では、銀にはかなり高価なイメージが定着しています。銀そのものの価値を考えればイメージ通りであるのは間違いありません。しかし、それ以上の価値が上乗せされているように思います。

記念式典や相手がより大切な人である場合、さらには特別な感情を表現したい場合に銀製品が選ばれる理由は単に銀が高価だからという理由だけでしょうか。

昔から神聖なものとして特別視されてきた銀。その価値は現代においてもなお、特別な感情を上乗せした最高級のものとして変わらず輝きを放ち続けているのです。


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社長コラム

社員のモチベーションUP

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社員のモチベーションUP

社員のモチベーションUP

 

あけましておめでとうございます。

お正月は穏やかな陽気でしたが、このところ寒い日が続いておりますので、お体留意なさってお過ごしくださいませ。

さて今回はモチベーションUPをテーマにして私が思っていることを書き綴ってみることにしました。

ある時、弊社より規模の大きな業界の社長さんに社長業の一番の仕事は何ですか?

と尋ねて見たら「社員教育」と「資金繰り」と返事が返ってきました。

「売上は?」と聞くと、それは営業部員が存在する会社なら、それは社長が先頭に立ってする仕事ではなく、中小零細企業であれば社長しか出来ない仕事を優先するべきで、中でも社員教育は人の感情が働くから常に気も使うし難しいとおっしゃっておられました。

如何にモチベーションを上げてもらうか。これはどこも皆同じテーマだと思います。

その1つの手段として社員表彰というものが存在しているのかと思います。

社員表彰することで「頑張っておりますね」「これからもよろしくお願いしますよ」というメッセージが伝わるし、賞状や記念品を持ち帰って家族に見せたり、子供さんに自慢したりすることでモチベーションは上ると思います。

表彰から漏れた方は新たにライバル心も芽生えます。

仮に社員さんが10,000人在籍している法人があったとして、その8%の方が表彰されれば800人が受賞者です。

年に2回表彰されたとして予算を1人に対し18,000円計上したとして800人×18,000円×2回=2,880万円です。ではその予算で社員さんを何人雇えるか?

せいぜい5~6人だと思います。全体の0.06%です。

表彰制度があることで社員さん全員に反響があるかといえば、それも難しいかと思いますが20%の方に影響を及ぼせば2,000人、

その方のモチベーションが5%上れば(2,000人×1.05+8,000人)÷10,000で1.01つまりは1%にあたります。

人を入れるよりはるか安価に効果が期待できます。

では表彰制度を効果が上るように活用するには、できるだけ社員さんの手元に早く賞状や記念品が届く必要があります。

ところがエンドユーザーさんの担当者さんも含め、弊社まで間が挟まる場合もございますが、その業者さんの担当者さんも「仕事だから」という感覚で携わる方を多く見かけます。

そうなると忘れたころにようやく賞状や記念品が届く、何故なら発送リストの連絡がこない、それ以前では表彰される方の名簿が入ってこない。

色々お忙しいとは思いますが、できるだけ集中する、その為にはお客様の担当者さんから製作に携わる全ての方の想いを統一する、つまりはプロデュースすることが大切だと考えております。

私共ではそれらを期日までに納品することが最終目的ではなく、その企業・団体様の業績に寄与するのが最終目標だと考えております。

今まで社員表彰制度を取り入れてないのであれば、一度真剣に考えてみてはいかがでしょうか?制度を導入していても効果が目に見えて感じられないのであれば、どこが問題なのか精査してみてはいかがでしょうか。何か思うことがございましたら、お気軽にお問い合わせいただけましたら有り難く存じます。

では今年もよろしくお願い申し上げます。


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社長コラム

プロフェッショナルを育てる

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プロフェッショナルを育てる

早いもので気がついたら年末となりました。

インフルエンザも流行となっているそうで、うがい手洗いをされてお元気で新年を迎えてくださいね。

そんな慌しい日常ですが今年を振り返ってみました

弊社は昨年の秋ごろから今年の秋口までほぼ1年におよび現場が忙しく、前年値を大きく超える実績を残す事ができました。有り難いことです。

では何故弊社は忙しかったのか?

まだ志半ばではございますが、それは社員のスキルアップであり、そのためには経営者も同様だと思っております。つまりはプロフェッショナルの営業マンを育てる、プロの職人を育成することにつきるかと思います。

 

プロの銀職人を育てる!

 

それが徐々にできてきて、例えば優秀社員表彰などで良く使っていただける表彰楯においては、プレートの版下を製作してお客様に校了いただき着手となりますが、納期の厳しい案件ばかりです。

その際短縮するには、いかに早く版下データを製作できるかにかかってくるかと思います。弊社はそれを急ぎの場合は社内で対応致します。正直ほとんどの業者さんは仕入先さんに丸投げで、そこで数日ロスいたします。

次にの素材でメダルを製作させていただく場合もございます。

それにおいても金型を製作するにあたり版下を製作した段階で技術的に対応できるか否か、または仕上がった質感が想像できる等、長年の経験から会得したものをご案内させていただいております。

その他では周年記念などは、ほとんどの小売業者さんからは仕入先へ丸投げで、どなたが、誰に、どんな物を、どこでお渡しするのかを聞かず、いくらで、いつ、何個でという内容での提案の投げかけが大半となっております。弊社ではシュチュエーションを思い描き、自分で考えご提案へと繋げております。

また弊社というか私がですが一番得意と申しますか好きな案件がございます。それはスポーツや文化イベントにて象徴となるカップやトロフィーのオーダーメイド製作です。

製作に至るまで2通りが考えられます。

1つはお客様からイメージ案を頂戴して、どうやったら壊れにくく当初の図案に近づけられるか。先日もそういった場面がございまして、拝見した図案は壊れやすく、2Dで描かれた物が3Dでは製作できないこと等をお伝えして、製作図案をお見せしてお話しました。正直図面ができれば製作するのは可能ですが、肝心な製作図面は誰でもできるわけではありません。そこが弊社の強みです。

もう1つは図案製作から提案のご依頼が入る場合です。急ぎでの案件であれば昔ながらにトレッシングペーパーで描いた図案をご提案させていただき、メール等でCCを付けて情報を共有するのであれば、イラストレーターにて対応させていただきます。

これも全て自社にて対応しております。

表彰やイベント等の記念品におきまして、ご提案から製作、納品に至るまで全て自社対応であることがストロングポイントだと思っております。

そんな弊社に興味を持っていただけるのであれば、お問い合わせいただけますでしょうか。

よろしくお願い申し上げます。

今年もお世話になりました。ありがとうございます

良いお年をお迎えくださいませ。