ゴルフ・ホールインワン記念品

鬼怒川カントリークラブ キャプテン杯

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鬼怒川カントリークラブ キャプテン杯

今月は九州で大変な洪水被害があり、被害に合われた方が早く平穏に過ごせる日が来ること心よりお祈り申し上げます。

そうかと思えば関東は水不足で毎日うだる暑さと格闘しております中、私のメンバーコースである鬼怒川カントリークラブさんのキャプテン杯に参加してきました。

栃木県で3番目に出来たコースだそうで1959年開場ですから再来年で60周年を迎えます。

弊社は鬼怒川C.Cの5大競技の記念品を製作させていただいており、腕は未熟ですが参加できる競技は全てエントリーさせていただいております。

そして今年、キャプテン杯でハンデを生かし2日間で7オーバーと同ネットがおりましたが、年齢で準優勝(私のほうが年下)、どっと疲れが一気にきました。

競技が終了すると、参加者(人数が少なくほとんど予選通過)全員でパーティーとなります。

私は電車なのでビールを頂戴し、軽食をとりながら、キャプテンからお言葉を頂戴し、社長さんからもゴルフ場の過去の歴史や今後の取り組みなどをお聞きした後、いよいよ表彰式です。

まずは優勝者から呼ばれて大きな(本当に大きい立派な本杯です、弊社製ではありませんが)カップの授与、そして準優勝の私、最後に3位の方(ちなみに優勝は本杯の銀製レプリカ、準優勝は銀製ぐい呑みの2個入れ、3位は銀製ぐい呑み)へと順に表彰されます。

 

タイトルや年度、そして優勝者のお名前を刻んだプレートを装着してお渡し致します
タイトルや年度、そして優勝者のお名前を刻んだプレートを装着してお渡し致します
職人が金槌で叩いて製作した銀製ぐい呑みです
職人が金槌で叩いて製作した銀製ぐい呑みです

 

そしてそこに出席されている方から暖かい拍手を頂戴し、朝早く東京から足を運んで良かったなあと思える光景に出会えました。

私も仕事や趣味も手伝って色々な表彰場面に遭遇しますが、このような表彰式は経験ありません。本当に雰囲気もよく、また次回の競技も頑張りましょうと解散になります。

残念なのは参加者が少ないことで、多くの方が参加することで優勝の価値が高まります。

腕に自慢が無いからと考えず、百聞は一見にしかずと申すように経験することで新たな楽しみや目標が見つかることもあるかと思います。

私共は企業団体等のイベントや表彰に必要不可欠な記念品を製作する会社です。

その場の雰囲気や各々の表情を拝見することが大切で、その経験を生かしコンセプトを付けた提案を心掛けております。

偉業を達成された方を祝福するのも何か幸福感がありますよね。そんな場面を演出する中でお役に立てればと考えております。

何か計画がございましたらお気軽にお問い合わせいただけますでしょうか。心よりお待ち申し上げております。

 

社員表彰・周年記念のカップ・記念品はこちら

 

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社長コラム
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メーカーの最優先課題は魅力のある新製品開発

今月は弊社にとって年度末になります。大変満足とまではいきませんが、目標の範囲内には辛うじて着地できたかと思っております。

そんな6月のある日、ニュースで聞き覚えのある名前が報道されました。今から20数年前、私共と簡易裁判まで行き着いた法人さんの社長さんの名でした。今思えば「鴨がねぎを背負ってきた」というほど、私が人生経験に乏しいボンボンお坊ちゃんに見えたに違いありません。その時の悔しさは今でも鮮明に覚えております。一言で相手が悪かった。でも付けこむ隙が私にあったのだと現在は考えられるようになりました。その当時、弁護士さんに「あなたは、こんな人といつまでも付き合っていては駄目だ、いつか見返せるような人物になってください」と諭されました。

そして今回の報道の件をネットでは、ボンボン坊ちゃんの也の果てと中傷された記事が目に飛び込んできました。

今だから話せますが、あの一件が無かったら・・・

当時500円玉大の脱毛ができたこと、それを今語っても誰も信じてくれません。人は何かのきっかけで変る、いや変れるのだと思います。

その経験から得た物は大きかったです。イレギュラーの察知能力が長けました。それに裁判では正義が必ず勝つのではなくゲームだということから、自分が不利に働かないよう事前に目に見える形でインフォメーションするようになり、仮にイレギュラーが起きても、その対処が冷静で的確にできるよう、かえって相手先様のイメージをマイナスからプラスに変えることを目標にするようになりました。

あとはコネに頼らない(お相手がそういう方でしたから)ということで、友人と仕事面でなるべく関係を持たない、逆に仕事の仲間達とは親友関係にならない。

公私に境がないと自分を追い込み逃げ道が閉ざされます。

また既製のお客様に過度に期待を抱かない。自力で前に進む(推進力)ことです。つまりは会社そのものに力を付けること、その為には魅力のある新製品を開発するということに気づかされました。

記念品を購入する目的=恩人や家族へ感謝の意を表現するため、または自分へのご褒美に、偉業を成し遂げた方や頑張って働いてくれて業績を挙げた社員さんへの表彰として、その各々の光景を想定して何を提案するか、人に頼らず、まずは自分で考え、ヒントがあったらどこにでも出向き貪欲に吸収する行動力が身につきました。

それでも来期はそんなに簡単にはいかないと今から覚悟しております。その中で前向きに楽しく次に繋がる年度にしていきたいと考えております。新しい出会いをお待ち申し上げております。

社長コラム

プロフェッショナルであることを意識する

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プロフェッショナルであることを意識する

季節は桜の季節から新緑へと流れておりますがお元気ですか?

私はようやく花粉症から卒業し、仕事に遊びにと精力的に動ける時期となりました。

そんなある日、ある顧客先で、見積り単価が1円でも安い業者さんにお願いする。その結果、後で様々なイレギュラーが発生し、その為新たな業務が増えたそうで、現場は悲鳴をあげても、上役の方はそれを見ようともしないそうで、サービス残業が増えたと溢しておりました。

結果としては安かろう悪かろうであり、かえって目に見えない経費が掛かっているように感じられます。

このようにイベント開催において、パンフレットの製作から始まり、その中で記念品製作等、本当の意味での役割・目的が理解されているのだろうかと首をひねる現状を多く見掛けます。

そこで弊社でも多く手掛けている社員表彰を例にとってご説明致します。

1年に1回もしくは2回、社員表彰制度があった場合、上司の方の推薦なり査定によって表彰されるかたのリストが確定されると思われます。

社員さんや部署が多ければ、なかなかリストが上ってきません。

まして間に業者さんが入ると、困難を極めます。何故か?記念品の製作工程が解らない、興味もない、ビジネスだからと割り切り、急ぐ理由は現場が楽をするためと考えているからだと思います。確かに早くリストを頂戴した方が余計なコストは掛からないし、何かイレギュラーが起きても対応できる余裕も保てます。

でも、それだけではないのです。

弊社が直接催促できる環境であれば、何故このタイミングでリストが入用かをご理解いただき対応をお願い致します。

そもそも社員表彰とは社員さんへのメッセージです。

それを目に見えるもので表現することで一番大切な個々や組織においてのモチベーションが上ります。また表彰されなかった方は新たに反骨心が芽生えます。

ではどのタイミングで記念品を手渡すか?「鉄は熱いうちに打て」と申すように、早いに越したことはありません。それを持ち帰って家族の者がご覧になることでの効果は計り知れません。

それくらい会社において重要な仕事なのに、最悪いつまでに届けばいいやという感覚で担当される方も見受けられます。これでは表彰制度の効果は半減します。それに携わる方の気持ちは必ず相手先には伝わります。

リスト提出が遅くなる、その流れは「手渡すまたは発送する」まで継続されます。

もらわれた方やその家族の笑顔をイメージして記念品を製作する。それがプロフェッショナルだと思います。これを意識できるか否かで結果は大きく変わってくると思います。

弊社では担当する者がプロという自覚を持ち、記念品が納まるのが最終形ではなく、携わらせていただいたお客様の繁栄に少しでもお役に立てればという想いで対応させていただきます。

あくまで今回は社員表彰を例に挙げましたが、他にもイベント表彰や周年記念、バッチ製作など幅広く対応させていただいております。何か企画されておりましたらお声掛けいただければ有り難く存じます。

 

社長コラム

大相撲と本杯 – 稀勢の里関が19年ぶりの横綱

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大相撲と本杯

今月は雪がこれでもかというくらい降った所もあったかと思えば、東京はほとんど雪の影響がなく、日本列島はあらためて長いことに気付かされました。

そんな中、私の父親が大の相撲好きで、長年応援していた稀勢の里関が19年ぶりの横綱となりました。

最近あまり心が温まる話題が少ないので余慶に目立ちますよね。あの表彰式でみせた大粒の涙、こちらも感動させられました。

その表彰式ですが幾つ物の本杯がございます。

その中には、実は弊社で作成させていただいたカップもございます。また贈呈されるレプリカや修理のご依頼も入ったりもするのですよ。ちょっとした自慢です。

話を稀勢の里関に戻します。報道や活字媒体からの情報ですが、彼はかなりのスピード出世で、周囲やファンからも、やがては横綱になると言われていました。

しかし、驚くことに大関昇進後31場所という最も時を要した横綱となったそうです。平成29年初場所で初優勝を飾りましたが、その間何度も優勝争いを繰り広げましたが12回の準優勝。

稽古の量も人一倍だったそうですが、どうしても優勝まで届かない。

ところが後から大関になった琴奨菊と豪栄道に日本人力士での幕の内最高優勝を先に越されてしまいました。

それがきっかけで、己を信じて外部の意見にほとんど聞き耳を立てなかった男が自ら「稀勢の里を横綱にする会」の会長の現役時代の四股名は北の富士さんへ電話して意見をつのったそうです。

今度一緒に飯でもと誘ってもまったく反応もなかった男から、まさかと???思ったそうです。

それが功を奏したのか見事優勝と横綱に手が届きました。

私は祖父がやはり相撲が好きで、その当時は蔵前国技館に連れて行ってもらったりしました。

小学生の時、横綱貴乃花のお父さんである初代貴乃花が昭和の大横綱北の湖を倒して優勝した際、優勝カップをお兄さんであり師匠でもある初代若乃花である二子山親方から贈呈された時のことは今でも記憶に残っております。

その後は何といってもウルフ千代の富士です。「小よく大を制す」で大きな力士をぶん投げる姿は格好良かったですよね。

ところが最近は外国人力士ばかり優勝して、あまり興味を殺がれておりました。そんな中この朗報は、また大相撲にスポットが当たる目出度い出来事だと思います。少しでも長く活躍されることを願っております。

その横綱昇進を一番喜んでおるのは、これは全くの個人的見解ですが、平成の大横綱白鵬ではないかと思っております。

やはり日本人力士が頑張らないと相撲は盛り上がらないし、横綱もしばらく不在でした。

その間支えたのが朝青龍であり白鵬です。相撲協会にとって待ちに待った横綱を彼らも望んだと思いますし、何より相撲の発展を願っておるように私には思えます。だから将来性のある力士に猫だましをして、まだこんなに実力差があるのだから、もっともっと頑張りなさいという叱咤激励であり、そこに相撲への愛情や周りの方への感謝を表現しているように写りました。

以前にもコラムで書きましたが組織には時には悪役が必要で、白鵬はあえて自分をその身に投じ強い善玉の登場を待ち望んでいたのではないかと思います。

来月から大阪で春場所が始まります。新たな感動に期待して出来るだけ観戦しようと思っております。

今月はいつもと趣向を変えてみました。中にはゴーストライターだと疑う方も巷ではおりますが、月1回のコラムはゴルフとお酒が好きな私が懸命に考えて投稿しておりますよ。

社長コラム

社員のモチベーションUP

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社員のモチベーションUP

社員のモチベーションUP

 

あけましておめでとうございます。

お正月は穏やかな陽気でしたが、このところ寒い日が続いておりますので、お体留意なさってお過ごしくださいませ。

さて今回はモチベーションUPをテーマにして私が思っていることを書き綴ってみることにしました。

ある時、弊社より規模の大きな業界の社長さんに社長業の一番の仕事は何ですか?

と尋ねて見たら「社員教育」と「資金繰り」と返事が返ってきました。

「売上は?」と聞くと、それは営業部員が存在する会社なら、それは社長が先頭に立ってする仕事ではなく、中小零細企業であれば社長しか出来ない仕事を優先するべきで、中でも社員教育は人の感情が働くから常に気も使うし難しいとおっしゃっておられました。

如何にモチベーションを上げてもらうか。これはどこも皆同じテーマだと思います。

その1つの手段として社員表彰というものが存在しているのかと思います。

社員表彰することで「頑張っておりますね」「これからもよろしくお願いしますよ」というメッセージが伝わるし、賞状や記念品を持ち帰って家族に見せたり、子供さんに自慢したりすることでモチベーションは上ると思います。

表彰から漏れた方は新たにライバル心も芽生えます。

仮に社員さんが10,000人在籍している法人があったとして、その8%の方が表彰されれば800人が受賞者です。

年に2回表彰されたとして予算を1人に対し18,000円計上したとして800人×18,000円×2回=2,880万円です。ではその予算で社員さんを何人雇えるか?

せいぜい5~6人だと思います。全体の0.06%です。

表彰制度があることで社員さん全員に反響があるかといえば、それも難しいかと思いますが20%の方に影響を及ぼせば2,000人、

その方のモチベーションが5%上れば(2,000人×1.05+8,000人)÷10,000で1.01つまりは1%にあたります。

人を入れるよりはるか安価に効果が期待できます。

では表彰制度を効果が上るように活用するには、できるだけ社員さんの手元に早く賞状や記念品が届く必要があります。

ところがエンドユーザーさんの担当者さんも含め、弊社まで間が挟まる場合もございますが、その業者さんの担当者さんも「仕事だから」という感覚で携わる方を多く見かけます。

そうなると忘れたころにようやく賞状や記念品が届く、何故なら発送リストの連絡がこない、それ以前では表彰される方の名簿が入ってこない。

色々お忙しいとは思いますが、できるだけ集中する、その為にはお客様の担当者さんから製作に携わる全ての方の想いを統一する、つまりはプロデュースすることが大切だと考えております。

私共ではそれらを期日までに納品することが最終目的ではなく、その企業・団体様の業績に寄与するのが最終目標だと考えております。

今まで社員表彰制度を取り入れてないのであれば、一度真剣に考えてみてはいかがでしょうか?制度を導入していても効果が目に見えて感じられないのであれば、どこが問題なのか精査してみてはいかがでしょうか。何か思うことがございましたら、お気軽にお問い合わせいただけましたら有り難く存じます。

では今年もよろしくお願い申し上げます。


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プロフェッショナルを育てる

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プロフェッショナルを育てる

早いもので気がついたら年末となりました。

インフルエンザも流行となっているそうで、うがい手洗いをされてお元気で新年を迎えてくださいね。

そんな慌しい日常ですが今年を振り返ってみました

弊社は昨年の秋ごろから今年の秋口までほぼ1年におよび現場が忙しく、前年値を大きく超える実績を残す事ができました。有り難いことです。

では何故弊社は忙しかったのか?

まだ志半ばではございますが、それは社員のスキルアップであり、そのためには経営者も同様だと思っております。つまりはプロフェッショナルの営業マンを育てる、プロの職人を育成することにつきるかと思います。

 

プロの銀職人を育てる!

 

それが徐々にできてきて、例えば優秀社員表彰などで良く使っていただける表彰楯においては、プレートの版下を製作してお客様に校了いただき着手となりますが、納期の厳しい案件ばかりです。

その際短縮するには、いかに早く版下データを製作できるかにかかってくるかと思います。弊社はそれを急ぎの場合は社内で対応致します。正直ほとんどの業者さんは仕入先さんに丸投げで、そこで数日ロスいたします。

次にの素材でメダルを製作させていただく場合もございます。

それにおいても金型を製作するにあたり版下を製作した段階で技術的に対応できるか否か、または仕上がった質感が想像できる等、長年の経験から会得したものをご案内させていただいております。

その他では周年記念などは、ほとんどの小売業者さんからは仕入先へ丸投げで、どなたが、誰に、どんな物を、どこでお渡しするのかを聞かず、いくらで、いつ、何個でという内容での提案の投げかけが大半となっております。弊社ではシュチュエーションを思い描き、自分で考えご提案へと繋げております。

また弊社というか私がですが一番得意と申しますか好きな案件がございます。それはスポーツや文化イベントにて象徴となるカップやトロフィーのオーダーメイド製作です。

製作に至るまで2通りが考えられます。

1つはお客様からイメージ案を頂戴して、どうやったら壊れにくく当初の図案に近づけられるか。先日もそういった場面がございまして、拝見した図案は壊れやすく、2Dで描かれた物が3Dでは製作できないこと等をお伝えして、製作図案をお見せしてお話しました。正直図面ができれば製作するのは可能ですが、肝心な製作図面は誰でもできるわけではありません。そこが弊社の強みです。

もう1つは図案製作から提案のご依頼が入る場合です。急ぎでの案件であれば昔ながらにトレッシングペーパーで描いた図案をご提案させていただき、メール等でCCを付けて情報を共有するのであれば、イラストレーターにて対応させていただきます。

これも全て自社にて対応しております。

表彰やイベント等の記念品におきまして、ご提案から製作、納品に至るまで全て自社対応であることがストロングポイントだと思っております。

そんな弊社に興味を持っていただけるのであれば、お問い合わせいただけますでしょうか。

よろしくお願い申し上げます。

今年もお世話になりました。ありがとうございます

良いお年をお迎えくださいませ。

社長コラム

「表彰」することの意義

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「表彰」することの意義

今月は54年ぶりに雪が降り驚かされましたが、転ばれたり体調を崩されたりしておりませんか?

そんな11月のある日、弊社に来客がありました。

今後の新規開拓において必要な書類があるから判を押して欲しいという内容でした。

説明を聞いて判を押したのですが、少し意見も述べさせていただきました。

我々は「感謝」という言葉を記念品という形で流通させている業界です。

今後新規案件を増やしていくのであれば、栄誉や感謝がどう伝達できるか、そのためには表彰の本来の意味合いを理解することが必要で、そのためには、こんな小細工をするのではなくプロの営業・製造を育成していくことが、大変で遠回りするようだけど、実は一番の近道ではとないかと申し上げました。

例えば表彰する側が表彰してやるという意思が頂戴する側に伝わると感謝という感情は湧いてきません。

以前リオオリンピックの終了後、ある方がメダリストのコメントを聞いていて常に周りへの感謝を口にされる。

それを聞いて清清しく感じるのは私だけではないと思いますと挨拶されました。

私も同感で、では何故メダリストはコメントするか、マスコミ対応だと申す者もおられるかと思います。

私はそうではなく「メダリスト」=自分を極限まで追い込んで最後の最後に神頼みする、そこまでやりきれた事に対し応援してくれた方への感謝の気持ちが溢れ出て、そういう表現になったのだと思います。

私はこの表彰業界に在籍していて、製造を主にしておりますが、職人さんにお願いすることはあっても出してやるという感情はあってはならないと社員にも言い聞かせております。

そんなことしたら、直ぐに出入り禁止になります。常にお仕事は頂戴してありがとう、お願いして感謝するものだと思います。それよりも自分が義務教育を受けられたのは先輩たちのお陰で、人生において先輩後輩が重要だと思っております。

そもそも職人さんのほとんどが我々の大先輩ですから。

ところが表彰を携わっている業者さんの中には横柄な言葉遣いで、あからさまに上から目線の方もいらっしゃいます。

そんな方に表彰の本来の意味が理解できているのか?首をかしげる場面が垣間見られることがあります。

そのほとんどがお客様には媚をふり、仕入先様には人格を変え叱責する。しかも自分より年上の方に。

私は「表彰」することの目的は、例えば社員表彰であれば、「頑張ってくれましたね、また期待しておりますよ」というメッセージであり、頂戴される方は「認めてもらえてる、よしまた頑張ろう」と新たなモチベーションとなります。

仮に表彰からもれた方は、今度は自分がもらえる立場になろうと身近な存在に対しライバル心が湧いてくることも期待できます。

私共はできるだけ表彰やイベントの目的を共有し、そこに携わる「人」を想像しながら対応させていただきます。

価値ある場に相応しい記念品を皆が思い描けるストーリーを付けてご提案させていただきます。

どうぞお気軽にお問い合わせいただけますでしょうか。

 

社長コラム

ゴルフやイベントにふさわしい銀製カップって何だろう?

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ゴルフ・イベントの銀製カップの種類

10月の後半ではございますが、子供の頃に比べ暖かいなあと感じますが体調はいかがですか?

私はいたって元気ですが、パートの女性の方が手術となり、しばらく療養となりまして、やはり健康の有難みをひしひしと感じております。しかし幸いなことに快方に向かっているようで、また元気になって出社していただくのを心待ちにしております。

さて今月のテーマですがイベントや表彰における記念品製作において推奨していること、またプロデュースと申すには大げさではございますが、その考え方をお話させていただきます。

例として2つのカップをご紹介させていただきます。

 

フタ付きカップ
蓋付き銀製カップ
商品カップ
おわん型銀製カップ

 

銀製カップの製作・購入のページへ

 

フタ付の銀製カップ弊社ホームページに掲載)のほうは弊社の技術力を前面に出した品で、弊社の「作品」に近い商品です。もう一方のおわん型カップは弊社の在庫としてカタログにも掲載しておる商品(既製品)です。

どちらも銀製カップですが、ここで私な申し上げたいことは、イベント等でどちらの品が相応しいかです。

例えばどこかのゴルフコンペ、イベント向けに利用で特別な思い入れ等なければ、商品(既製品)のほうをお勧めします。

何故なら多少曲がったり凹んだりしても壊れない限り修理せずに使用されることが多いと考えます。つまり大きくてコストも手頃なカップを望まれるかと思います。

一方で、ゴルフ場の公式競技やメディアで表彰式が写されるなど、よりフォーマルな場面での使用をお考えの場合は、ちょっとしたイレギュラーがあってもカップを修復されるかと思われます。

だから壊れにくく、仮にイレギュラーがおきても修理が施せるよう材料も予め厚めにして製作致します。つまりそのような場面に適しているのは蓋つき銀製カップなのです。

 

銀製品はメンテナンス性が重要

お客様の立場で、銀製カップというと見た目のデザインや製作費用に目がいきます。もちろんそれも重要ですが、同じくらいにその銀製品、記念品の持ちがよいか、メンテナンス性が高いかどうかも大事です。

お客様にたずねます。「カップは何年お使いになられますか?」

10年以内なら既製品を。15年なら微妙ですね。もし20年以上お使いになられるならオーダーメイド記念品やその目的で製作された蓋つきカップの方をお勧め致しますよといった具合に、よくご説明をしてお選びいただくよう心掛けております。

ところが現状はコスト優先で対応年数(扱われ方によって異なりますが)のお話をされないで安かろう悪かろう(ご使用目的によっては)の品を提案される場合もよく見かけます。

一番身近なお話として、修理するにあたり今までのパーツを使用した場合3,000円、ほとんどがこのお見積りのみです。

でも材料が薄くて小さいから先々また破損すると思いますよ。でも頑丈な物に交換すれば10年は持ちますよ、その場合10,000円でお願いしますとなった場合、どちらを選択されるか?

使い捨ての物と長くお使いいただく物、どちらも必要で当然コストと深い関係がございます。その用途を想定してご案内することが大切だと考えております。

弊社ではただ記念品を製作するのではなく、喜んでいただけることを理想にこれからも社員一同励んでいきます。何かお聞きになりたいことがございましたら遠慮なくお申し付けくださいませ。お待ちしております。

社長コラム

遊び心から生まれたマッチケース

投稿日:

新製品開発のヒントはいつ生まれる?

真鍮マッチケース 銀製 アヤメ

今月は週末、ほとんど晴れず雨や曇りでモヤモヤしておりませんか?是非月が変ったら秋晴れを期待したいですね。

さて今月はあくまで個人的なお話ではございますが、遊び心から転じて試作した記念品をご紹介させていただきます。

今回のアイテムはマッチケースです。

ではどんな時思い付いたか?

それは友人とちょっと頑張ってフグを食しに行った際、フグのひれ酒を注文して蓋を開けてマッチでお酒に火を付けた時、これがチャッカマンだと風情がないなあと思い、その2週間くらい後にある新規建造物のお土産として、ここに来なければ買えないもの、少し高級な価格帯でコンセプトが粋と雅というお題で提案のご依頼を頂戴した時にふと思い浮かびました。

日本の四季をテーマに春はそこから見える桜を、夏は同様で花火をといった具合で、図柄の取り外しができるようにという企画で図案を製作するより実物を製作してしまえと想い、サンプルとして真鍮素材で製作しました。

男性なら理解していただけると思うのですが、くだらないけど女の子の前で小ネタが欲しいものですよね。

それ何?って。全然利便性もないけど洒落です。

担当者も面白いと言ってくれて、決定権のある方に見せたそうですが、まったく理解してもらえなかったそうです。私は常に王道ばかりでなく時には回り道というか変化球も必要だと思っております。私は「所詮洒落だから」とか「所詮遊びだから」という表現を使います。

前者はビジネスで後者はプライベートが多いかと思います。真剣に考える中で息抜きとして、このマッチケースのような発想も他のアイテムを引き立てる役割と今後の選択肢を広げる意味合いでは無駄ではないと思っております。

後者は仕事以外でも周りが見えないほど、のめり込む方っていらっしゃいますよね。

例えばギャンブルやゴルフで見かけます。ゴルフでも一生懸命努力するのは間違っておりませんが私のようなエンジョイゴルファーは今日楽しければOK、確かにルールブックが存在する訳ですから、それを守る必要はありますが70歳を超えるお年寄りがティーショットを打っても打ってもOB杭を超えない。それなら前進ティーから打っていただく。そんな代案があっても良いのではと思います。

楽しんでお帰りいただき、また足を運んでいたく「所詮遊び」ですから。

この間も弊社に女子大学生が実習に来られ頑張って研修過程を終了し、学校側からの依頼で評価点を送ることになった際、ABCD評価で○を付けるようになっておりました。

私はBでは可愛そうだな、でもAは本人の為にも良くないなあと真剣に考えて、洒落ですが勝手にEを付け加え5段階評価でBとして提出しました。こんなふざけた発想がオーダーメイド記念品の提案に結びつくのだと私は信じております。

最後に先月は角型総巻きプレートの製作法をご紹介しましたので、今月も簡単にマッチケースにおいても触れておきます。

長方形の厚み0.8mmの真鍮板、縦に3本溝を入れていきます。そしてある程度溝に沿って曲げてから抜く部分を切り抜き後、完全に曲げきり、溶接する際先月もご紹介しました「しのぎ」にしてハンダ付け致します。その際溝入れした部分にもハンダを回しておきます。(銀製品を永くお使いいただくためには?)

そして取り外しを可能にするため1枚の板に図柄を溶接します。そしてマッチケースと一緒にスライドさせます。この時マッチをすらないと火がつけられないのと、おしりの方から箱を押さなくてはマッチ棒を取り出せないので窓を開けて完成です。

 

スライド式の真鍮マッチケース
スライド式の真鍮マッチケース
真鍮マッチケースはこのように分解できる
分解するとこうなります。

 

私は提案の時まず考えるのは貰われる、または購入していただく方の性別、年齢、個人か法人か、それにフィールドだと思っております。あとアイディアが浮かばない場合、お風呂の中で考えます。そうして生み出していかなければ提案はできません。誰でも簡単にできるわけではないと私みたいな凡人は考えております。

仕事もプライベートも楽しむ、そのためには努力が必要だと思っております。どうぞ新しい出会いを心よりお待ち申し上げております。

 

社長コラム

銀製品を永くお使いいただくための弊社のこだわり

投稿日:

銀製品を永くお使いいただくためには?

切断面をヤスリにて整えていきます
熟練の職人が銀板の切断面にヤスリをかけているところ

 

今年、東日本は日照時間が短く、ただダムの方の降水量は少なく水不足、西日本は猛暑日が続き、かなりお疲れモードではないかと思いますが、水分補給や適度な温度調整をして元気に過ごしてくださいね。

さて先日もある修理の問い合わせがあり、10年以上びくともしない場合は10,000円、今あるパーツを取れにくくすれば3,000円、しかし何年か先はまたこのパーツでは壊れてしまうと思うけど、どうなさいますか?とお尋ねしたら3,000円でというお返事でした。私は先々を考えれば、10,000円のほうが割安だと思いますが、何故こうなるのか不思議です。多分決定される方が、充分にご理解されていないのかなと考えるしかありません。

そこで今月は他からもリクエストが入りましたので、銀製の角型リングの製作時のお写真を撮り、弊社の製作方法やこだわり等を、それを元にご説明してみようかと思っております。

 

前回の記事「銀はなぜ貴重なのか?」

 

銀製角形リング、ポイントは「3枚の板」にあり!

他社様で製作した角型リングで、毎年名前を刻む際溶接部が外れてしまい、弊社でかなり多めにハンダを廻すのですが、基本木台にかぶせる物なのに、幾らか小さめに出来ているので外れてしまうようです。それに板厚が薄く押すとしなってしまうという根本的な問題が残ります。

多分銀材料が高いときに製作したのかもしれませんが、そこは安物買いの銭失いにならないよう見極めなければいけませんね。

製作した角型リング

 

木台の寸法を計測して罫書いている写真です。弊社の製作法は3枚の板で形成されていて、1枚はコの字型にして、残りの2枚は両サイドに貼っていきます。

またより永くご使用いただける最低限の厚みとして0.8㎜の材料(予算の関係で1.0を使用したかったのですが)にて製作しております。

木台の寸法を計測して罫書いている

 

折る部分の溝入れ作業です。

折る部分の溝入れ作業

 

罫書いた部分を鋸刃にて切断しております。

罫書いた部分を鋸刃にて切断

 

切断面をヤスリにて整えていきます。

切断面をヤスリにて整えていきます

 

溝入れ部分を折り曲げていきます。

溝入れ部分を折り曲げ

 

溶接ですは前述した他社さんは5枚の板を接着して製作しておりますが、弊社は3枚の板の接着面を90°にするのではなく、双方を45°にすりあわせ、少しでも接面を広くして強度を上げて溶接しております。これを専門用語で「しのぎ」と申しまして、木工用語では「とめ」を合せると申します。

これを天板4ヶ所と立ち上がり(台の高さ部分)4ヶ所、計8ヶ所、多めにハンダを付けていきます。この時火のあて方で平らな板に熱が加わることで反っていくこともあり、高い技術が必要となります。

 

ハンダ付け

 

溶接後、砥石を用いて研ぎます。これは2つの目的がございます。1つは傷を取る。もう1つはムラを取る。

そうでないと正面に自分の顔を写した時、かなり歪んでみえてしまうからです。だからムラが取れるまで砥石で研ぎ、最後に砥石の目では磨いた時、目が粗く平物の磨きは綺麗に上がりませんので、スミ研ぎして磨きます。この際銀材料の材質が970(銀97%、銅3%)を使用しております。これは純銀だと柔らかく強度面で問題が起きてきます。そこで磨いた際3%混ぜた銅がうっすら出てきますので、銀メッキ加工を施します。

スミ研ぎ
スミ研ぎによる表面処理

完成です。①に比べゆがみが少なく、また押しても反ってはきません。

完成品

 

弊社ではこのようにご予算に合せてご提案をさせていただいております。例えば弊社で製作しております銀製カップですが、どこかのコンペでご使用になるのであれば、少しくらい凹んでも、傾いても修理せずに使い続けるかと思います。ところがトーナメントの看板になるイベント用記念品ゴルフ場の4大競技用のカップは、すぐに修理されるかと思います。

何故?それをもらうまでのプロセスが違うからです。その為に努力されて頑張っていらっしゃるかたへの敬意です。ですから材料の厚みから違ってきます。これから50年以上ご使用されるのであれば、壊れにくい仮にイレギュラーが起きても何回か修理しても問題がないように製作しなければいけません。

ところが大きさだけしか評価の対象にない方は、何故そんなに差が有るのか。私は10年いや30年後、どちらがコスト面でお徳かを丁寧に説明して、そのうえでお客様に選んでいただいております。

一人前の職人はコストを下げる製作法ができますが、腕の悪い者はいくら予算を与えても品物が営業してくれる記念品は作成できないと思います。

今後も好評ならこのような企画をたててみようかと思っております。何か意見がございましたら聞かせていただけますでしょうか。

よろしくお願い申し上げます。

 

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