遊び心から生まれたマッチケース

投稿日: カテゴリー: 社長コラム

新製品開発のヒントはいつ生まれる?

真鍮マッチケース 銀製 アヤメ

今月は週末、ほとんど晴れず雨や曇りでモヤモヤしておりませんか?是非月が変ったら秋晴れを期待したいですね。

さて今月はあくまで個人的なお話ではございますが、遊び心から転じて試作した記念品をご紹介させていただきます。

今回のアイテムはマッチケースです。

ではどんな時思い付いたか?

それは友人とちょっと頑張ってフグを食しに行った際、フグのひれ酒を注文して蓋を開けてマッチでお酒に火を付けた時、これがチャッカマンだと風情がないなあと思い、その2週間くらい後にある新規建造物のお土産として、ここに来なければ買えないもの、少し高級な価格帯でコンセプトが粋と雅というお題で提案のご依頼を頂戴した時にふと思い浮かびました。

日本の四季をテーマに春はそこから見える桜を、夏は同様で花火をといった具合で、図柄の取り外しができるようにという企画で図案を製作するより実物を製作してしまえと想い、サンプルとして真鍮素材で製作しました。

男性なら理解していただけると思うのですが、くだらないけど女の子の前で小ネタが欲しいものですよね。

それ何?って。全然利便性もないけど洒落です。

担当者も面白いと言ってくれて、決定権のある方に見せたそうですが、まったく理解してもらえなかったそうです。私は常に王道ばかりでなく時には回り道というか変化球も必要だと思っております。私は「所詮洒落だから」とか「所詮遊びだから」という表現を使います。

前者はビジネスで後者はプライベートが多いかと思います。真剣に考える中で息抜きとして、このマッチケースのような発想も他のアイテムを引き立てる役割と今後の選択肢を広げる意味合いでは無駄ではないと思っております。

後者は仕事以外でも周りが見えないほど、のめり込む方っていらっしゃいますよね。

例えばギャンブルやゴルフで見かけます。ゴルフでも一生懸命努力するのは間違っておりませんが私のようなエンジョイゴルファーは今日楽しければOK、確かにルールブックが存在する訳ですから、それを守る必要はありますが70歳を超えるお年寄りがティーショットを打っても打ってもOB杭を超えない。それなら前進ティーから打っていただく。そんな代案があっても良いのではと思います。

楽しんでお帰りいただき、また足を運んでいたく「所詮遊び」ですから。

この間も弊社に女子大学生が実習に来られ頑張って研修過程を終了し、学校側からの依頼で評価点を送ることになった際、ABCD評価で○を付けるようになっておりました。

私はBでは可愛そうだな、でもAは本人の為にも良くないなあと真剣に考えて、洒落ですが勝手にEを付け加え5段階評価でBとして提出しました。こんなふざけた発想がオーダーメイド記念品の提案に結びつくのだと私は信じております。

最後に先月は角型総巻きプレートの製作法をご紹介しましたので、今月も簡単にマッチケースにおいても触れておきます。

長方形の厚み0.8mmの真鍮板、縦に3本溝を入れていきます。そしてある程度溝に沿って曲げてから抜く部分を切り抜き後、完全に曲げきり、溶接する際先月もご紹介しました「しのぎ」にしてハンダ付け致します。その際溝入れした部分にもハンダを回しておきます。(銀製品を永くお使いいただくためには?)

そして取り外しを可能にするため1枚の板に図柄を溶接します。そしてマッチケースと一緒にスライドさせます。この時マッチをすらないと火がつけられないのと、おしりの方から箱を押さなくてはマッチ棒を取り出せないので窓を開けて完成です。

 

スライド式の真鍮マッチケース
スライド式の真鍮マッチケース
真鍮マッチケースはこのように分解できる
分解するとこうなります。

 

私は提案の時まず考えるのは貰われる、または購入していただく方の性別、年齢、個人か法人か、それにフィールドだと思っております。あとアイディアが浮かばない場合、お風呂の中で考えます。そうして生み出していかなければ提案はできません。誰でも簡単にできるわけではないと私みたいな凡人は考えております。

仕事もプライベートも楽しむ、そのためには努力が必要だと思っております。どうぞ新しい出会いを心よりお待ち申し上げております。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です