社長コラム

新規開拓に必要なこと

今月は新型コロナウィルスに加え、梅雨の長雨も重なり、
今後の日本はどうなるのか?と不安な日々を過ごされておられる方も多いと思いますが、
明けない夜はないと申すように、この難関を突破できるよう国民1人1人が考えて行動するしか
手段はないような気がいたします。

そんなある日、顧客先の若い社員さんの来訪があり、業績がかなり下降線なので、いろいろ動きたいけど、みな空振りで、
どうしたら成果が得られるか、経験談を聞かせてこらえますか?と訪ねられました。

そこで以前、先輩からは「暇なときに動いても成果は期待できない。だから時が来るまで鋭気を養い、忙しくなった頃、
若いのだから寝ないで働きなさい、そうしたら必ず結果はついてくるよ」と教わったことを話しましたが、
現状を考えると、いつそんな日が来るか先が見えないので、
動くなら既存の業界内の関係先より少しだけ異なる(既存の技術や仕入先で対応可)ところをターゲットに
してみたらどうかと問いかけました。

現在、イベントの自粛がある中、法人や団体は周年記念や社員表彰など、規模を縮小したり、
式典を中止したり影響がないわけではありませんが、記念品だけは贈る傾向にあります。
そこで社員表彰制度を企画するメリットを説明する。
例えば社員さんを何人か増やす経費より遥かに安価で社員表彰ができ、「会社に貢献してくれているね」
というメッセージが発信できる。リストから漏れた方の反骨心も期待でき、
モチベーション向上が社員さんを増やすより効果が上げる可能性を秘めていることをうたい、
贈呈する物を幾つか用意してコンセプトを添えた企画書を提出する。

ここで肝心なことは、自分の成績を上げるために広報するのではなく、まずは相手先の業績が上がる、
または喜んでいただけることを優先した内容でないと、そのプレゼンの機会も失います。これを実現するため、
仲間に声を掛け意見交換し、上司に相談し、相手先を選別し、1人ではなく組織で動かないと、
この難局は乗り切れないよと伝えました。

なかなか難しいことではありますが、これができれば新規案件や新規顧客を開拓できる方法が見つかり、
今後部下ができて、新規顧客開拓について問われても、的確に指導できます。
それがわからないと気合だとか根性だとか抽象的な表現となり、聞いた者が「???」で、
その会社の未来の展望も望み薄となるでしょう。

そうはいっても人の事を心配している場合ではありません。弊社も今できること、
これを黙々と時間を無駄にしないでやり遂げていきますので、今後共よろしくお願い申し上げます。


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