社長コラム

土俵際で戦わない

もうすっかり秋ですね。Go To が始まり、気温と湿度の低下に伴い、第3波がきそうですが、お変わりありませんか?
弊社はお陰様でコロナ感染者は無く、心配事は会社の業績ってところかと思います。

そこで我々業界において、今後の将来がどうなるか、どうなってもらいたいか、その為に必要なこと等、
私見ではございますが書き綴ってみることにしました。

会社組織は1にも2にも社員さんのスキルが大切ですが、同じように資金力も武器になります。

資産が潤沢なところ、また締め日から支払日までが短いところ、支払いが振込または小切手や現金なところ、
これらはラグビーでいえば相手陣内で戦っており、ペナルティーを犯しても1プレーで失点はしません。
ところが資産がなく、支払日まで長く、手形を振り出している状況であれば既に相撲でいえば土俵際、
コロナ以前はその事にも気付かなかったのではないでしょうか。

営業面でいうと、中国産の安価な品を提案し、還付資料と見積書を見せれば販売できる。仮に世の中の仕組みが変動し、
中国からの仕入れが厳しくなったら、この人たちこれからどうするのだろう?と首をひねる場面によく直面します。
しかも未だに土俵際に追い込まれていることにも気付いていないのではと推察します。

そのような業界でコロナに襲われました。給付金が出なくなったら、かなり恐ろしい状況になることは
覚悟しておかなければいけないと考えております。ではどうしたら少しでも明るい未来を見ることができるか?

まずはお客様の要望に沿う=QCDです。圧倒的にC(コスト)だと思いますが、全てではない。
品質(Quality)・納期(Delivery)を重視されるお客様も存在します。その為に商品知識を高めること、
そして単純に安価だけを武器にしないことだと思います。

そして自分たちの都合ではなく、お客様の喜ぶ顔、幸せな気持ちになってもらうこと、業績を上げるお手伝いをする、
これらを想像して提案書を製作し、今までの業界プラス他業種にも幅を広げ、仮に記念品を販売するなら、
それらに興味を持ち勉強し、「やらされている」から「楽しめる、人の役に立てる」環境への転換が必要だと思います。

簡単ではありませんが、光が見えればモチベーションは上がります。弊社も他人事ではありませんし、
世代交代の時期を迎えております。すでに行動は起こしておるようですが、成果が付いてきておりません。
でも商いは結果が全てです。アリバイ作りで終わらないよう頑張ってもらいたいなあと心から願っております。


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