社長コラム

北京オリンピック観戦記

昨年、夏季オリンピックが東京で開催され、立て続けに冬季オリンピックが北京で開催されました。
私は、どちらかというと判定競技よりも、見れば結果が明白となる競技が好きで、
今回の注目競技は、諸外国と比べ、チーム愛を尊ぶ、いわゆる「和」の力を存分に表現できるスピードスケートの
チームパシュートとカーリング(どちらも女子)を楽しみにしておりました。(これまた、どちらも銀メダル)
カーリングって見ていて本当に面白いですよね。将棋の藤井五冠が戦術を考えたら金メダル取れる?
すいません素人目線で。
正直、これほど一投前に解説者の言葉に耳を傾け、それからの「間」の適度の長さ、それにハラハラドキドキ感、
そして選手の笑顔(きっと楽しくてたまらない)、癒されます。

それとは別で、ドーピング問題やスーツ規定違反など、モヤモヤした部分もありました。あくまで個人の意見ですが、
15歳の少女が自分の意志で薬物を積極的に摂取したのであれば、その環境は大問題ですし、知らずに混入となれば、
彼女のため?ではなく誰かは解りませんが、彼女を利用して己の欲望を追求してのものとなり、
正直「可哀想だなー」と思いました。

またジャンプ、かなり混乱が生じました。ルールだからと一言で片づける方もいらっしゃるかと思いますが、
公平性を保つのが目的なら、事前に審査し、本番で違うスーツを装着した者を失格にすれば済む話だと思いました。

私はオリンピックを目指したこともないので、選手の気持ちは量り知れませんが、間違いなく、
遊びたい、食べたい、吞みたい等、「欲」を断ち、身を切る覚悟で4年に1度のオリンピックに臨み、
こんな理不尽な採決で終焉を迎えた選手に「可哀想だなー」と思いましたし、
何か他に手立てがなかったか、この好況下で誰の責任で運営されているか想像したくもありませんが、
彼らは選手主導であるべきイベントの場に己の「欲」を優先させたのではと考えずにはいられませんでした。

でも、オリンピックへ出場するには、自分を追い込み、また多くのサポートを受けなければ実現しません。
出場されたすべてのオリンピアンに尊敬の念を抱きます。

そして感動をありがとう。


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