社長コラム

定年は何歳がベストだろ

人は生まれてから幾つもの節目を経験します。お食い初めから七五三、入学、卒業、成人、
還暦、古希、喜寿、傘寿、米寿、卒寿、百寿、その節目にはお祝いの品として記念品を差し上げる風習があります。

他にも就職、結婚、出産、銀婚(銀婚式向け製品)、金婚、退職など様々な節目の際、記念品が贈呈される機会が生じます。

弊社でもお食い初めのベビー・マグカップ(お食い初めセット)に始まり、先だっては百寿のお祝いにK24の盃(純金盃)のご依頼を頂戴しました。

その中で私が直面しているのが還暦です。以前は還暦=定年というイメージでしたが、
今は65歳または70歳なんて会社も出てきております。
個人差はあるとは思いますが、気力体力が低下しても経験値で60歳までは乗り切れますが、
それを過ぎるとカバーしきれないのではという観点で弊社では60歳で設定していて、
その後は相談という形をとっています。ただし役員は除外されます。

私は43歳の時、先代である父、叔父である専務が元気な時に代表取締役になりました。
そのことを今でも感謝しております。そこからは濃密な経験ができました。
人もいつかは衰えます。そんな場面で幾つか選択肢が生じます。

◎会社の役に立てなくなる前に次にバトンを渡す
・会社の役に立てなくなるまで頑張る
・次が育ってこないから、仕方なく継続する
・死ぬまで居座る

基本、次を育てたかったら、存在を薄めるしかないと思います。
それがあまりにもの戦力ダウンとなった場合、大ピンチとなります。

育てながら勝つ、プロ野球でも日常あるお話で、簡単ではありません。でもいつかは来るのだから、
私は◎で行けたらと考えております。果たして実現するか。

ここ10年、会社を1日も休んだことないし、好きなゴルフも平日は公私ともに全て断ってきました。
そろそろ、月に何回かはプライベートのお休みも頂戴したいし、
次を育てる意味でフェートアウトの時期を考えようと思っています。

以前、お客様の協力会の忘年会でスピーチして、大顰蹙をかいましたが、
次が決まっているのに、居座っている経営者がおられたら、さっさと世代交代した方が得策だと思いますよ。


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