今年のGW、如何お過ごしだったでしょうか?会社はカレンダー通りの営業でしたが、
その中でも個人的には、中身の濃い日々をおくることができました。
しかしショッキングなこともあり、それは顧客先の方で業界の名物男の告別式に参列してきました。
その際、「よく怒られましたよ」とその会社の役員の方と話していたら
「みんな、同じこと言ってますよ」と返ってきて、
「私もよく怒られました、たまには理不尽なこともあったが、愛ある言葉も掛けてもらいました」
とおっしゃっておりました。
今ならパワハラと言われるかもしれません。しかし、相手を想って怒ってくれる方、減った気がしませんか?
いや、存在しないレベルかもしれません。
私も社員さんに注意する時があります。私も人間ですから、気分が悪い時もあり、
気を付けていても、八つ当たりになることもあります。
その時は反省し、次からは相手の将来のため、それがゆくゆく会社の利益を生むと信じ、
できるだけ冷静に伝えなければと思っております。
話は名物男に戻しますが、色々怒鳴られました。中には首をかしげる時もあり、
他の方はだまって怒られていたそうですが、私は言い返しておりました。そこで余計怒られる。
でも、何も反論できない場面もありました。以前コラムにも書いた気がしますが、
満足できない記念品を持ち込み、「申し訳ありませんでした」と私が発した後、
その品を確認し、立ち上がり、腕を組みながら
「馬鹿もん、お前は会って謝るのが誠意だと勘違いしているようだな、どんな状況か確認できた時に、
何故一報をよこさない、俺は瞬時にどうするべきか判断を迫られているのだよ」
「それとお宅の職人さんが丁寧な仕事をされたのが、この記念品を見れば一目瞭然だ、
なのに新聞紙で適当に包んで持ち込むんじゃない」
その部屋が凍り付いたのは言うまでもありません。でも何一つ言葉も返せず、そこの社員さんが、
丁寧に私が持ち込んだ品をラッピングしている様子を眺めていました。
「内藤君、納品とはこうするものだよ」「しばらく出入り禁止だ」と言われました。
その後、私は玄関の前で待っていたら、
「さっき言ったこと忘れたか?さっさと出ていけ」
「納品ですか」
「ああ、そうだ」
「電車ですか?車の方が早いと思いますよ」
「いいから帰れ」
「それでも車の方が早いですよ」
ニコッと笑って、「車出せ」「はい」その車中も色々怒られましたが、今となってはいい思い出です。
告別式は5月5日のこどもの日、そういえば、寿退社された社員さんが赤ちゃんを抱っこして会社に来られた際、
小さな目をより細くしてデレデレだったのを思い出しました。本当に子供さんが好きでしたよね。
お世話になりました。