いよいよ日本初の女性総理が誕生しました。どんな政策を打ち出し、成長曲線を描くことができるか、お手並み拝見ですね。
そんな中ビザの手数料、国によって、ばらつきがあるそうで、アメリカは約28,000円、カナダは約11,000円、日本は20年から価格据え置きで3,000円、G7において日本以外の国は定期的に値上がりしているそうです。
私共も得意先様から、理不尽な仕打ちを受けた経験がございます。その際私は、やることやって言いたいことを、しっかり伝える、そんな対応をしてきました。それが良かったか?今も定かではありませんが、周りを見渡すと、大人しく人柄の良さそうな方、どういう訳か撤退や廃業に追い込まれている、そんな事案をよく見かけます。
ビザの手数料においても、上げるべき時に何も手を打たなかったから、諸外国との差が広がった。言うべき時は必ず訪れます。それを先送りしてきたから、日本は成長できない国になってしまったのではと、個人的には考えております。
今度の高市総裁、言うべき時、物申しそうですよね。いつかは言わなければならないなら、出来るだけ後回しにしないで、早く言う、私はその信念で、ここまで生きてきました。
営業に携わる者、言うべき時、言わないからデフレが起き、いつまで経っても給与が上がらない。これだけ物価が上がってきたら、予算取りの時期より、出来るだけ早く、その事をご案内すれば、予算が通る可能性が高くなります。ところが予算取りの時に、聞かれてから回答するから、コストUPが認めてもらえない、これは人災だと思います。他ではエンドユーザー様の意向を聞きもしないで、間に入る営業とは名ばかりの「運び屋」がコストUPを認めず、他の商品に変更するよう誘導する。挙句には前回より大幅に予算が下がる。
記念品業界のデフレは、こういう経緯で起こっています。弊社では、これだけ貴金属価格が高騰する中、銀製品の価格を前年の11月に値決めし、新規案件を除き、過去に対応した記念品、一年間はその価格で通す、なおその価格も、できるだけ上げない、そんな企業努力を毎年、行ってきております。ところが、業者の親分が乗り込んできて、「単価を上げたら商品変えますよ」と、また「新カタログ発行が一年延びたから、それまで価格は据え置きにしてください」実際に起きた事案です。年度の始まる前からお見積をお伝えしているのに、予算を上げてもらうための、努力を怠り、メーカーに圧力を掛ける、これが経済成長しない理由だと思います。
何が駄目か、エンドユーザー様が何を考えておられるか、全く考える気もない、ただただ、運び屋の言いなり、本当にお願いしたいのは、誰の意向を聞くか、そして原価が上がった分、できるだけ丁寧に説明し、コストUPを認めてもらう努力をしていただきたいものです。
そういっても、上記のような方が全てではありません。ほんの一握りの方が存在することで、その影響が業界全体に悪影響を及ぼしているのです。
政府は所得を増やすという方向に舵を切りました。その為の努力くらい、惜しまずやりましょうね。
