社長コラム

スピードへの対応力

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今年の夏は目茶目茶暑かったですね。そこにコロナが加わり、体調管理が厳しいと思いますが、
あともう少しで秋が来ますので、頑張って凌いでくださいね。

そんなお盆休み明け、1本の電話が入り、周年記念を迎える企業様に記念品を贈呈したいという内容でした。
早速ご来訪ということになり、社員から私に相談が入りました。
私は数種類のアイテムを用意するよう指示を出し、それの提案書を作成し来客をお待ちしました。
午後一にお見えになり、色々お話させていただきました。その際、決まるかどうか現段階では何とも言えませんが、
ここまで対応していただいて恐縮ですとおっしゃられました。私はこの暑い中、
わざわざ足を運んでいただいたことへの感謝の気持ちを表現するためには、
これくらい対応しないと考えておりますので、気になさらないでとお伝えしました。

決まってもらえれば有難いですが、今後のためにも社員さんに私の対応を教える意味で良かったと思います。

また見積書や提案書もできるだけ早く提出します。その際も老若男女を意識して、フォントのサイズも変えますし、
手が離れた物を誰が見るか分からないので、できるだけ余白のバランスにも注意して製作しております。
でも昨今、見積から決まるまで、製作期間の方が短い案件が増えてきました。昨年のリピート案件でも、
HPで日程が確認できるので、大特急にならないよう、お伺いをたてます。
それを数回経ても、全く連絡がないお客様が多すぎます。
では、どう対応していただければモチベーションが保てるか。メーカー目線から言えば、
「聞いているが返事がない」
「だから来週再度打診してみるから、もう少し待ってもらえる?」とか
「来週にはGOが掛けられると思う」とか、つまりはゼロ回答でも週を跨ぐ際、経過報告を入れることだと思います。
※ゼロ回答:弊社ではまだ決まっていない状態でも経過を報告することを意味します。

今後、会社のイメージを上げるための大事なイベントを計画されておられるなら、
できるだけ業者を省くことを推奨します。直接お話できれば、問合せがあっても、その場でお返事できますが、
間が3件挟まれば、言って帰ってくるまで、早くても一週間掛かるでしょう。それを2~3回繰り返せば、
まごまごすれば1ヶ月スタートが遅れます。昨今廃業が進み、今までよりはるかに時間が掛かるところに、
昔の感覚で未だに考えておられる方が多いのは悲しくなります。

そのあたりには敏感でないと大きなリスクは免れられませんし、終わってみたら特急代で。
利益が無かったという結末も想定されます。現在コストばっかり気にされる方が大半ですが、
一番重要なのはスピードへの対応力だと私は考えております。
弊社ではそのために一番大切なことは人間力だと思っておるので、
社員さんには感謝という言葉を忘れないよう徹底させております。

現在何か計画がおありであれば、お問合せいただけませんか、精一杯対応させていただきます。

社長コラム

受け継いでいってほしいこと

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先月下旬から月初めにかけての猛暑、体調にお変わりありませんでしたか?私は幾らかバテましたが、
その後は暑さに慣れたからか、徐々に回復してまいりました。そんな中、安倍元総理の発砲事件が起こり、
驚きとともにあらゆる方面から追悼が入り、改めて故人の成しえた業績に気づかされました。
今後も政権運営に支障が出るのか心配ですね。

前にもコラムでも記しましたが、あなたは唯一無二の存在を目指しなさいと助言をくださった方がおられました。
安倍さんの後釜は育っておられたのか、また教育をされた方がおられたか、気になるところです。
唯一無二の存在になるには多くの経験と年月が必要です。

日本という国の舵取り、これは規模が違いますが我々会社も同様で、どのタイミングで次の者にバトンタッチするか、
その時期を見間違うと、最悪は消えて無くなることも想定されます。
安倍さんの想い、これは祖父から受け継がれた安倍家の悲願もあったのではないでしょうか。
憲法改正や北方領土返還などは特に前掛かりだったかと思います。

弊社にも継承していってもらいたいことがございます。今までの歴代の経営者が心掛けていたこと、それは
・頂いた案件、簡単には断らないこと
・常に感謝する気持ちを持つこと
・零細企業のオーナーは全ての分野に精通すること
 ただし完璧を望むには困難な部分が多いから、幅広く対応できるように準備すること

そんなある日、先代が年齢からくる下り坂を迎えてからではなく、まだ余力があるうちに世代交代をしよう。
そして早く色々な経験を積ませようということで43歳の時に私は代表取締役を背任しました。

そして、それから5~6年が経ったある日、もうお前に教えることは何も無くなった。
もう自分たちが会社に来なくても、やっていける自信もできただろといって完全に代替わりが出来た次第です。

できれば私も先代と同じ方向でいきたいのですが、そんなに簡単ではないのも現実です。
いつまでも俺が俺がではなく、身を引いていくのも次の世代が育っていくことを早めることに繋がると信じております。

早く心配事がない楽しい週末が迎えられる、その日を心待ちにして、もう少し頑張っていこうと考えております。
今後共よろしくお願い申し上げます。

そして安倍元総理にお疲れ様でした。心からお悔やみ申し上げます。

社長コラム

ストレスは溜めずに発散しましょう

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このところ、ようやく母が元気を取り戻し、少しはゴルフができるようになりました。
ところが近年稀にみる絶不調(ガッくり)。連続で100叩きを更新中、
さすがにやる気が減少傾向へと悪循環になっております。

何が原因か?と、模索中で、まだ明確な答えが出せておりません。
ゴルフ場の競技には参加しておりますが、優勝者の名前を彫る一方で(絶好調の時とそこは変わりませんが)、
何とかゴルフを楽しめている間に一度でいいから自分の名前を刻みたいと夢を膨らませております。

もともと我流で人に教わっていない、つまり基本がなっておらず、
でも色々考えて試してみるのが好きだからゴルフを始めて24年続きました。
週明けから天気を気にして、前日は気分が高揚し、当日は朝から好きなお酒を呑みながら電車で移動し、
プレー中も売店には必ず立ち寄り、いつものって言えば缶酎ハイが出てきます。
そして19番ホールへと突入、最近は健康を気遣って、ゴルフ以外はほぼ禁酒するようになりました。

でもそんな楽しい一日も仲間がいてくれるからで、日頃のストレスがぶっ飛びます。
周りではストレスあるの?って思われている方も大勢いらっしゃると思いますが、
経営者って意外と大変な時もあるのです。

私は常々、考える=成長への第一歩、と位置付けており、仕事はお金という対価を頂戴しているわけですから、
誰にも負けたくありません。だから貪欲に知識を吸収し、新しいことへのチャレンジ精神も人並み以上だと思います。

なかでも私はよそで断られた案件が最も気合が入り、技術的に難しいのであれば、何か方法がないか懸命に考えますし、
納期が厳しければ納品日から遡って、関係各位の業者さんに、いつ持ち込むからこの日までにお願いできますか等の
段取りをつけます。コストが厳しかったら、製作方法を色々模索して、それでも難しかったら代案を紹介し、
判断をゆだねます。駄目ならお客様から断ってもらいます。

でもゴルフは遊びです。ゴルフでご飯は食べられないし、
公私ともにストイックになっていたら、息が詰まってしまいます。
仮に仕事として選んだなら一番を目指して頑張ると思いますが、あくまで趣味の一つです。ここまでいくと言い訳ですね。

でもゴルフで身を滅ぼした人をたくさん見てきました。その方の多くは病気だと思います。
優先順位が仕事ではなくゴルフになり、解っていてもやめられない。ゴルフが上手な方に多くみられます。
私は上手じゃないのが幸いだと思っております(負け惜しみに聞こえるかもしれませんが)。
そう私は何事も良い方に考える方で、マイナスなことも、
この経験値がその後の大きなトラブルが回避できるだろ、このように考えます。

これくらいでないとストレスは溜まるばかりですからね。身体の健康もそうですが、心の健康はもっと大事です。
ストレスを溜めずに発散できる環境を設けてくださいね。

社長コラム

定年は何歳がベストだろ

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人は生まれてから幾つもの節目を経験します。お食い初めから七五三、入学、卒業、成人、
還暦、古希、喜寿、傘寿、米寿、卒寿、百寿、その節目にはお祝いの品として記念品を差し上げる風習があります。

他にも就職、結婚、出産、銀婚(銀婚式向け製品)、金婚、退職など様々な節目の際、記念品が贈呈される機会が生じます。

弊社でもお食い初めのベビー・マグカップ(お食い初めセット)に始まり、先だっては百寿のお祝いにK24の盃(純金盃)のご依頼を頂戴しました。

その中で私が直面しているのが還暦です。以前は還暦=定年というイメージでしたが、
今は65歳または70歳なんて会社も出てきております。
個人差はあるとは思いますが、気力体力が低下しても経験値で60歳までは乗り切れますが、
それを過ぎるとカバーしきれないのではという観点で弊社では60歳で設定していて、
その後は相談という形をとっています。ただし役員は除外されます。

私は43歳の時、先代である父、叔父である専務が元気な時に代表取締役になりました。
そのことを今でも感謝しております。そこからは濃密な経験ができました。
人もいつかは衰えます。そんな場面で幾つか選択肢が生じます。

◎会社の役に立てなくなる前に次にバトンを渡す
・会社の役に立てなくなるまで頑張る
・次が育ってこないから、仕方なく継続する
・死ぬまで居座る

基本、次を育てたかったら、存在を薄めるしかないと思います。
それがあまりにもの戦力ダウンとなった場合、大ピンチとなります。

育てながら勝つ、プロ野球でも日常あるお話で、簡単ではありません。でもいつかは来るのだから、
私は◎で行けたらと考えております。果たして実現するか。

ここ10年、会社を1日も休んだことないし、好きなゴルフも平日は公私ともに全て断ってきました。
そろそろ、月に何回かはプライベートのお休みも頂戴したいし、
次を育てる意味でフェートアウトの時期を考えようと思っています。

以前、お客様の協力会の忘年会でスピーチして、大顰蹙をかいましたが、
次が決まっているのに、居座っている経営者がおられたら、さっさと世代交代した方が得策だと思いますよ。

社長コラム

チャレンジし続けても現状維持、しなければ居場所無し

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まもなくGW突入ですが、もう予定が入っておりますか?
本来なら浮かれ気分となるところですが、ロシアのウクライナ侵攻で例年とは雰囲気が異なります。
今回の侵攻以前から、エネルギー分野が高騰し、さらに拍車がかかりました。
私共でも原材料である金・銀、ここ2年で約2倍になりました。
そうなると押し寄せてくるのは値上げです。弊社においても、木工、木箱、メッキ等々、
様々な分野で値上げ要請が入ってきております。

今までもそうでしたが、昨年と同じリピート商品を納品するだけでは、売上は必ず下降します。
それは無くなってしまうイベントが発生したり、他の物に変更、あるいは他社にとられたり、
ましてや価格UPが激しくなる今後は上記のことに拍車がかかると予想されます。

ではどうしたら売上減少を防げるか?そう新規案件を取りまくる、または新規顧客の開拓、
あるいは新規産業への参入など、コロナ前と同じことをしていたら、自分の居場所がなくなる前に、
会社そのものが消えて無くなるのではと私は考えております。

そこで弊社は2年前から新規顧客の開拓、新規産業への参入、
このテーマで社員さんに意見を出し合って行動を起こすよう呼び掛けておりました。

では私は?もちろん相談は受け付け、私ならこう動く、こういう所をターゲットに定めるなど助言はしましたが、
今回はあえて動きませんでした。なぜなら、こんなに辛く厳しい、けれど成就できた暁にはこんなに楽しく、
また自信に繋がることを自分で経験したからこそ、これからを担う者に成功体験を植え付けたかったからです。
正直、志半ばという段階ですが、必ず行きつくと信じて見守りたいと思っております。それは、イレギュラーがなければ、
順番からいっても、私が会社から去っていく日が一番近いからです。

そこまで行きつけば、自分の強み、会社の強みが明確になり、仮にライバル企業と提案勝負になった時、
全ての分野で勝つことは不可能で、
勝てる分野で提案または要望に応えることができれば新規案件を受注できると考えております。

しかし、リピート案件だけで満足している方が、相当数存在することが不思議であり、それを見ている若い世代に、
さぼり癖がつき、そういう会社が自然淘汰されるのかと思う今日この頃です。

この際、新しい分野にチャレンジしてみませんか?自分の能力がこんなに高かったのかと思えるかもしれませんよ。

社長コラム

傷を負うリスクがあっても新鮮な肉をつかみ取る

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東京では桜が開花しました。しかし戦争で大切な人を失っている所もあります。
毎日、無慈悲な惨劇を見ていて心が疲弊していきます。

その戦争の影響も手伝って、物価が高騰しております。
そのうえ我々記念品業界は追い打ちを掛けるように職人さんの廃業が頻繁に発生しております。
そのことによって廃業された業者さんで今まで製作していた記念品の製作依頼が弊社にも入ってきます。
本来なら有難いお話ですが、単価を聞くと唖然・驚愕では片づけられない数字で、
これなら廃業もするでしょうっていうのが現実です。

そこで単価の交渉となるわけですが、スタート時は、とりあえず希望価格との隔たりの半分もらえれば良い方、
まごまごしたら廃業した業者の価格に毛の生えた程度、
次回から少しずつ上げられるようにするからお願いできないかっていう話になるわけです。

これを自然界で例えれば、
ライオンはヌーや水牛を狩り、新鮮で大量の肉を群れで共有する。その際、傷を負うこともあります。
ところがライオンの自然治癒力は人間とは比べ物にならないくらい高いそうです。
稀にチーターや豹の獲物を横取りもするそうですが、その時は獲物のサイズも小さく、
食べられた後だから群れの全てが満腹にはなりません。

この廃業された業者さんの仕事は、食べ残しの、しかもかなり腐敗した肉で、
ハイエナやハゲワシのような強烈な胃酸の持ち主でないと消化できません。
無傷で汗一つかかずに手に入れた獲物と傷を負うリスクの中、
仕留めた獲物との違いは群れの誰もが感じていると思います。

だから大小は問わず、生きている獲物を狩らなければ指揮は上がらないのです。
その為には新規のイベントで使われる記念品の受注や、新規顧客の開拓、これらは一筋縄では成就しませんが、
それができた暁には周りから認められる存在になります。また自信もつくし、
次の世代に成功体験を教えることもできるのです。

なかなか獲物が少ない状況ではございますが、弊社スタッフ一同で協力して辿り着ける日を楽しみにしております。
弊社の人材は業界でも、飛びぬけて若いと思っております。
彼らの成長を楽しみに、そして早く平和が訪れることを心からお祈り申し上げます。

社長コラム

北京オリンピック観戦記

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昨年、夏季オリンピックが東京で開催され、立て続けに冬季オリンピックが北京で開催されました。
私は、どちらかというと判定競技よりも、見れば結果が明白となる競技が好きで、
今回の注目競技は、諸外国と比べ、チーム愛を尊ぶ、いわゆる「和」の力を存分に表現できるスピードスケートの
チームパシュートとカーリング(どちらも女子)を楽しみにしておりました。(これまた、どちらも銀メダル)
カーリングって見ていて本当に面白いですよね。将棋の藤井五冠が戦術を考えたら金メダル取れる?
すいません素人目線で。
正直、これほど一投前に解説者の言葉に耳を傾け、それからの「間」の適度の長さ、それにハラハラドキドキ感、
そして選手の笑顔(きっと楽しくてたまらない)、癒されます。

それとは別で、ドーピング問題やスーツ規定違反など、モヤモヤした部分もありました。あくまで個人の意見ですが、
15歳の少女が自分の意志で薬物を積極的に摂取したのであれば、その環境は大問題ですし、知らずに混入となれば、
彼女のため?ではなく誰かは解りませんが、彼女を利用して己の欲望を追求してのものとなり、
正直「可哀想だなー」と思いました。

またジャンプ、かなり混乱が生じました。ルールだからと一言で片づける方もいらっしゃるかと思いますが、
公平性を保つのが目的なら、事前に審査し、本番で違うスーツを装着した者を失格にすれば済む話だと思いました。

私はオリンピックを目指したこともないので、選手の気持ちは量り知れませんが、間違いなく、
遊びたい、食べたい、吞みたい等、「欲」を断ち、身を切る覚悟で4年に1度のオリンピックに臨み、
こんな理不尽な採決で終焉を迎えた選手に「可哀想だなー」と思いましたし、
何か他に手立てがなかったか、この好況下で誰の責任で運営されているか想像したくもありませんが、
彼らは選手主導であるべきイベントの場に己の「欲」を優先させたのではと考えずにはいられませんでした。

でも、オリンピックへ出場するには、自分を追い込み、また多くのサポートを受けなければ実現しません。
出場されたすべてのオリンピアンに尊敬の念を抱きます。

そして感動をありがとう。

社長コラム

Q&A

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明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

さて年末年始は如何でしたか?私は日頃が日頃ゆえに、大掃除がかなり大変で、
暮れまでバタバタしておりましたが、お正月は久しぶりにのんびりできました。

その内容は吞んでは寝ての繰り返しで健康的ではない中、たまたまテレビを付けたらコンビニ3社の社員さん一押し商品をジャッジする企画を放送しており、前にも視聴し面白かったので、今年も見ることにしました。
今回も厳しい意見が出るなか、ジャッジするシェフが、流石にプロだなと思う質問が投げかけられ、その質問に一生懸命に答えている社員さん、「頑張れ」って応援したくなるのは私だけではないと思います。

今回、スイーツ部門で、立て続けに質問が入り、それをテキパキと答える場面がありました。
その際、シェフから「今回は相当勉強されましたね」とねぎらいの言葉が掛けられました。
ほっとされたのか、嬉しそうに、また涙ぐんでおりました。
そして満場一致の合格、私も目頭が熱くなりました。
日頃から商品開発に力を注いでこられたものが報われた瞬間であり、またスタッフ内でQ&Aを徹底し、
どんな質問も回答できるよう努力され、前回からのリベンジ成功へと繋がったのだと思いました。

これは私が日頃から言っている、ランダムにアイテムを引き合いに出され、
詳細部分のクエッションを完璧に回答できなくても、
まだ酌量の余地はあるが、自分からのプレゼンで時間的余裕のある中、答えることができないなら、勉強不足と思われる。
しかも相手先様からの提案要望ではなく、こちらからのコマーシャルであれば、
そのアンサーはレベルをもっと上げる必要が生じます。

今回の企画は、最上級とは言わないけど、こちらからの提案ですから、
何を聞かれても答えられるようにして当たり前ですが、営業という肩書をお持ちの方で、
これができる方、果たしてどれだけ存在するか?
我々記念品業界でいえば、考えたくもない割合になるかと思います。

今回のようにかなり厳しい、しかも一夜漬けでは返答が難しい質問も飛ぶ中、
一生懸命に対応されておられた社員さんに感動させられましたし、
それを評価されるシェフの厳しい中に励ましの言葉も心地良く感じられました。

やはり企業の成長=人材の育成が1丁目1番地だと思います。そして自信を深めることで、
仕事を楽しめる環境を作ることにも繋がると思いますので、今年はそのことを命題に、
実のある年にしていけたらと考えておりますので、お問合せ等お待ち申し上げております。

社長コラム

来年に向けてのテーマ 「新」

投稿日:

今年も早いもので、もう年末となりました。どんな年だったか思い起こすと、自分を取り巻く環境の中で、
健康維持に苦労したことと、会社の業績面でも例年以上に頑張らないと結果が出にくく、それも全てコロナが
要因でしたが、コロナ感染者が出なかったことには安堵しております。

ただコロナ以前とは大きく異なることは、先日の社内ミーティングでも強調しました。
それはいくら自分のところだけ順調であっても、雇用調整助成金が年内で止まれば来春、また緊急措置で
無担保でのコロナ融資を受け、猶予期間が終了する頃、継続できない顧客・協力工場が必ず出てくることは想定できます。
弊社の関係者から出ないことを祈っておりますが、そう甘くはないと思います。

だから「新」という文字がテーマとなり、それは
●新しい顧客先
●新しい協力工場先
●新製品の開発
この3つを柱に今後は力を注いでいかないと厳しい現実が待っていて、コロナという伝染病は命を脅かしただけでなく、
その後においても深く影響を及ぼし、コロナ以前と同様では生き残れないと私は考えております。

このことはネガティブシンキングではなく、今後起こりうる難題を想定し、手を打つ積極策で、
どうやって会社組織で取り組めるかをポジティブに考えることで、社員さんのスキルも上がっていきます。
ゆえにコロナのお陰で逞しくなったというシナリオがBESTだと思っております。

今は3つの「新」の開拓をテーマに取り組んでおりますが、A社に行くには、こんなアイテムが必要になる。
その為にはこんな機械をお持ちになられる工場を探してみようかと関連性が出てきます。
つまりアナログとデジタルを共有させることが重要だと考えております。

そこで法人外商を目指すなら、周年記念品や社員表彰関連においてのご提案が不可欠です。弊社だからできる強み、
イベントを開催する本来の目的を意識し、お客様の業績向上をお手伝いするプロデューサーとしての役割を
明確にお伝えすることが重要かと思います。

まずはその資料作りをし、来年はもっともっとエンドユーザー様に近づけるよう進めていけたらと考えております。
完成しましたら、またよろしくお願い致します。

ちょっと早いですが、今年もお世話になりました。良いお年をお迎えください。

社長コラム

決定力を上げるには考えること、丸投げしないこと

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コロナの感染者も減ってきて、徐々に活気付き、弊社も昨年より回復してきました。
まだワクチン接種を、2回終了し、2~3週間経っていない社員もおるので、時短を継続していて結構忙しいです。

なぜ忙しいのか。
そこには相変わらず、丸投げ体質が横行していて、空振りが多いからです。

一番おかしいのは、提案を頼む際、何故予算を伝えないか?
聞いても答えが帰ってこない???
丸投げの丸投げ、下手したら、もう一つ丸投げ?
どこかの担当者で聞く人いないの?
提案を考える立場からすれば、呆れるばかりです。

では何故聞けないか、私なりに考えてみました。
多分、それを聞くと逆にこの大きさなら、どのくらい費用が掛かるか、逆質問され、全く検討も付かない、
あるいは知識が全くないのにプライドだけ高く、それを見透かされないよう、詳細部分の打合せは、あえて避けているか、あとはどうせ丸投げするだけだから、この程度の資料があれば充分だと思っているか、でも他には検討も付きません。

いずれにせよ、自分で考えている方は、絶対に予算を聞きます。
つまり、それを聞けない案件、そこに携わった方は、全て丸投げであることが明白で決定力も激減します。

個別の営業マンで成績が上がる人は、予算を聞け、大まかなイメージまで打合せできる方、逆に上がらない方は、丸投げで予算ですら聞けない方のような気が致します。

因みに弊社に入る提案事項、予算を聞ける案件、10~20%だと思います。担当者別で100%予算が「?」の方、結構おられます。
それを懸命にフォローしている社員に、「いい加減にしておかないと絶好球を見逃すよ」と指示を出します。それは結果が全て物語っております。

5W2Hを思い描く中で、全く予算を気にしない方もおられますが、法人相手であれば「How much」は一番重要事項だと思います。

そんなことを言っている自分、会社の中で悪役に徹しないといけないなと思う今日この頃でした。