社長コラム

表彰記念品を製作するための心構え

今年は大雨で被害が出るかとおもえば、雨が降らず水不足で悩む地域があったりして、改めて日本列島は東西に長いことに気づかされました。そんな中お元気ですか?私はお蔭様で元気に楽しく毎日過ごせております。

そんなある日、プロスポーツイベント表彰の件でお客様と納期の件でトラブルが起きました。当初の予定日が段々早まってきて最終は営業日で4日詰めてほしいと直前、しかも夜分に投げかけてきました。今からメッキ屋さんに聞いてもらえるか?となったので、とても営業時間外だからそれは無理であること、またその日は確約できないこと、そもそもお使いになるまで1週間以上あるのに、たまたま口頭でのやり取りでボタンの掛け違いをしてしまい担当者のメンツ云々のためにサンプル1個で半日かけて動くことが難しいことを告げました。そこで一言、勘違いしておりました、もう1日お待ちいただけませんかと謝罪すればよろしいのでは?と申しましたが中々引き下がりません。ここ一番だと思ってと申すので、大変申し訳ありませんが、こんなくだらないお話でここ一番は使えません。本当に土俵際に追い込まれる(しかも弊社のミスなら尚更ですが、それが例え相手先様であっても)穴を開けるわけにはいけないから、そういう時にここ一番を使って何が何でも間に合うよう労を惜しまず対応しますが、今回はちょっと内容が異なるかと思いますよと告げました。最終的には何とか間をとって半日早めて決着に至りました。

私が何故そこまで申すかというと、その方は納期物の短縮は日常茶飯事であり、それに対し資料やデータの支給はこちらの要望に必ず遅延する、だから今回も半日詰めるから、支給していただくデータの入稿は来週末に必ずお願いしますよとお願いしました。ところが予想通りその日がきても途中経過の報告どころか、その翌週私のほうから催促しても、いつ提出していただけるかの返事も返ってきません。これを今回書いたのは愚痴を溢したくてそうしたのではなく、弊社の考え方をお伝えしたかったからです。

今回のようなイレギュラーは稀ですが、きまって同じ顧客で以前もプロスポーツの優勝杯製作において図案決定が遅れた際、私がある日付を指して、この日には絶対に必要になると思うから、ここまでに決めていただけますかとお願いしても、その日に間に合わなくても年間表彰の際にあれば良いと返ってきました。それなら待ちましょうということになり、暫くたってから決定したら、私が当初案内した日に間に合わないかと言ってきました。開いた口が塞がりません。

では何故その日が解るか。簡単です。ほぼ優勝チームは決定していて、そのチームのシーズン最後のホーム試合の日だったからです。サポーターとともに高く掲げて喜びを共有する。その為に優勝杯が必要なのです。つまり何の為に優勝杯が必要で、どの場面で一番盛り上がるかを考えていないから対応ができないのかと思います。

そこには色々相手もあることですから一概には難しいのも解りますが、差し上げる側のスポンサーの想い、それよりもっと大切にしなければいけないのが、表彰される人や会社や団体の気持ちだと思います。そんなこと当たり前なのですが、以外と携わっている方で大半は首を傾げることが多いように感じます。

弊社はこのようなスポーツイベント表彰や企業団体における優秀社員表彰や功労賞など、幅広く対応させていただいておりますが、目指すところは納期に間に合うかではなく(それは当たり前)喜んでいただける事を目標に、以前もご案内しましたが誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どのようにして、それに予算を含め、5W2Hの精神でご提案ならびに作業工程から納品業務まで対応させていただきます。

表彰記念品が忘れたころに到着したのでは、差し上げる方も受け取る方も目的や感動が半減してしまいます。だから私は支給していただくデータは、かなり前段階からストーリーを描いて何故必要かを明確にして対応していただけるようお願いしております。

弊社はそんな賑やかな会社です。チームワークを大切にこれからも頑張っていきますので、よろしくお願い申し上げます。


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