先日、お得意様からオーダーメイド記念品製作のご依頼をいただき、わざわざ弊社まで足を運んでいただいたのだから、今後の細かい部分の先様との打合せに対し、自信を持ってご案内できるよう、作り方を納得していただけるまで、丁寧に説明し、満足してお帰りになられました。
私は日頃から、何か聞かれたら、全てその場で返すことを心掛けております。ただしNoだけは別で、後日申し上げるか、代案をご案内するようにしております。
そして、この案件が新規の急ぎ仕事だったため、早速材料手配し、絞り加工屋さんに、往復3時間は掛かりますが、早速図案とサンプルを持参し、職人さんにお願いしてきました。
仕事の話が一服したら、職人さんからショックな言葉が返ってきました。「来年の2月で、仕事やめるよ」色々説得は試みましたが、「以前からお願いしていたでしょ、私だって残された人生で、やってみたいことがある、それができても、あと5年だよ、もう皆に言った手前、後戻りはできん」
翌日から得意先に、このことを伝え今後の対応を、一緒に考えてくださいとお願いしました。
ただ今から20年以上も前から、職人さんの廃業は予測できたし、私もそれは声を大にして、訴えてきました。しかし何一つ手を打たず、結局、中国産品に逃げていったというのが、ここまでの経緯です。
本来なら、消費者とメーカーの両方を見て、それをプロデュースするのが問屋の役目だと思いますが、その両方とも見ていない、では誰を見ているか?
問屋さんと消費者の間の、ただの右から左に物を運ぶだけの業者さん、業界が弱体化することは間違いないかと思います。
ただ。、作る者と購入する者が存在すれば、物は流通します。しかし得意不得意があるから、間に入る者も存在する、当たり前のことです。
では作る者がいなくなれば、どうなります?間に入る者も必要なくなるわけです。
そこで、私は、どっかの政党のように、政策は掲げず何でも反対とは異なり、しっかり今後に向けて提案をしております。どこで生産されたか、原産国をカタログに記載し、職人さんの技術の継承の手助けを訴えてみたらどうか?(高市政権の今、その効果は大きいかと)
日本製だけ原価率を変えてみたらどうか?そして営業に携わる者は、前回より予算を下げない努力を惜しまず、今まで国産だった記念品は必ず国産で受注、楽をするための国産から海外産へと逃げない。
記念品の価値を説明し、新規案件、まずは国産で提案する。その一つ一つが難しいことだとは思いますが、次の世代の職人さんを育てる一歩になると信じ、微力ではございますが、これまで声を大にして訴えてきました。
でも、その声は届かないかもしれません、「仕事出してやるよ」と心から思っている、そんな連中ばかりだから。
でもいつか必ず気が付きます。天に向かって、つばをはいていたことに。
