社長コラム

日常の五心

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今年もそうですが、酉の市(一の酉)、火の神様を祀るふいご祭りが11/8なので、例年近い時期ですが、
子供の頃、家ではこたつにみかん、そしてオーバーを着て大人は出かけておりましたが、
今年は薄手で中には半そでの方も見かけました。温暖化であることは、間違いなさそうですね。
そんな11月に入ったある日、8人、2組でゴルフに行きました。コンペはシングルペリアの青天井というルール、
ペリアにはシングルとダブルが存在し、9ホールで隠しホール3つがシングル、6つがダブルとなります。
通常トリプルボギーでカットが多いと思います。
でも、それを取っ払うとどうなるか、面白いやつがおって、ゴルフ場に3通りの隠しホールを依頼し、
帰りの特急電車、1つ目の停車駅でまず私が封筒を開けました。あまりにも意外な結果で一同ビックリ、
そこで車掌さんから、「もう少し静かにしていただけますか?」と注意を受け、次の停車駅で、
その時1位だった者が2通目、そして3つ目の停車駅でも同様に3通目を開けました。
ここでまた大笑い、1通目の優勝者が3通目では、ぶっちぎりのビリ!!!!

その時は、高笑いして、また車掌さんから注意されないようにするのが精一杯でした。

翌日、思ったことは、切り口が変わっただけで、ここまで結果が異なるのかぁということと、
これは営業においてのパフォーマンス(相手先がどんな方か?あるいは誰が担当するか)で
結果が大きく変わってくることを想像しました。

また、それとは逆で、せめて自分達はどこを切っても金太郎飴でなければ駄目だ、ということでした。

ゴルフは所詮遊びです。100をきろうが超えようが、命に係わる話ではありません。
でもビジネスは違います。取りこぼしはできません。1回の信用失墜はしばらくか、
あるいは最悪であれば接点が無くなる危険が潜んであります。

どこかでミスが起きても、誰かがバックアップできる、お互いが信用関係を築ける環境ほど、
強固なものは無いかと思います。

弊社には日常の五心が額に入れて掛けてあります。この意味を理解できるのに、
私はかなりの年月が掛かると考えております。でも、その意味が理解できた時に、
仕事が本当に楽しめるようになり、次の世代を育てていける環境が整うと信じおります。
今後も、どこを切っても金太郎飴を目指して頑張っていきますので、よろしくお願い致します。

社長コラム

ゴルフの魅力とは

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10月に入り、ようやく秋が訪れましたね。ゴルフには絶好のシーズンかと思います。

私は中学生の時に、叔父に連れられ、ハゼの天ぷら船に乗ったのがきっかけで、釣りを始めて、その後はブラックバスに、そしてボートにのって海釣りと移行していきました。
そして30過ぎてから営業をするようになり、お客様との雑談を楽しめるよう、競馬にパチンコ、経済談義、スポーツ観戦など全般に興味を広げていきました。

ゴルフは36歳の時、業界仲間から、しつこく誘われ、仕方なく始めました。それはお客様から、ゴルフに直結している業界で、先代はゴルフしなかったが、お前はやれよとアドバイスをもらったのが、きっかけでした。

初ラウンドは石岡ゴルフ倶楽部というところで、覚えているのは、右側に池が存在することが強く印象に残っています。その際、前半73後半65叩きましたが、同伴で回った仲間が、「筋が良いですよ」とほめてくれて、すぐてっぺんに上る私は「そうかな」とその気になって練習し、現在に至っております。

色々、仕事柄、雑学を広げてきましたが、競馬とゴルフは生活の中に溶け込んでいます。

それは仲間がおるのが要因かと思います。週末は競馬、そしてゴルフは月に2~3回程度、週末にプレーし、メンバー仲間から、お前はゴルフしに来ているのか、酒を呑みに来ているのかなんて言われることもありますが、その両方を満喫しております。

何が面白いか?
まずストレス発散ができます。
また、どうやったら左右に曲げる球を打てるか?また高い球を打てるか?などの答えを探しながら、色々試し、その答えが見つかった時に喜びを感じます。
人に教わることは大切ですが、私は試行錯誤が大好きです。その割に練習に行かないから、一向に上達はしませんが・・・

私はアスリートゴルファーではなく、仲間とおしゃべりしながら、楽しく過ごした後、19番ホールで締める、そんな1日をエンジョイしております。

でも、そこでお会いした人生経験豊富な方のお話を聞けるのも、色々なところで役立てております。
週末、ゴルフの予定が入っていると、仕事のモチベーションも上がりますから。

お仲間へ、今までお世話になりました、これからも、よろしくお願い致します。

社長コラム

雑用案件を減らすには

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まだまだ残暑厳しいですが、お変わりありませんか?
私は腰痛が悪化し、下手なゴルフにますます磨きがかかってきました。
2回に1回がゴロフ、フェアウェイまで球が届かない。
情けない状況ですが、仲間とワイワイすることで、気を晴らしております。

先日ご来訪いただいたお客様が私は仕事という概念ではなく、
好きなことをして楽しみながら日々を過ごせているとおっしゃられました。
この方は自分とは正反対で物静かで、大変スマートな人格の方で憧れるし尊敬もしております。
いつも忙しくされていて、商談が終わると次へと精力的に動いておりますが、
この間は珍しく2時間ほど滞在され、色々な経験談を聞かせていただきました。

私もパソコンの前は苦手ですぐ睡魔に襲われますが、こういう時間は楽しく、あっという間に過ぎていきます。

社員さんにも帯同させて、話のやり取りを聞いてもらいます。
それはスキルの高い方と意見交換することで、必ず得る物があるからです。

私も営業経験がございます。しかし現在、全く外出はしません。
営業している社員さんのこと、「出ない=何やっているかわからない」そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
誰かに聞かなくても、全てとは言い切れませんが、ほぼ把握できます。

もちろん営業成績もありますが、誰から注文や電話が入るかで見えてきます。
正直、どれだけ話を頂戴しても、掛けた経費を回収できない方、いらっしゃいます。
そういう方に限って電話も多いし、納品書の金額が少ない。
つまり、雑用仕事であり手間暇が掛かる為忙しくなるわけです。
ところがスキルの高い方だとやり取りも最小限、そのうえ納品金額が上がってきます。

つまりは、いかに前者の方からのやり取りを減らせるか。
簡単です。
自分のスキルが上がれば、自然と声を掛けにくくなる。つまり、自分のスキルは相手している担当者の写し鏡なのです。

省エネで仕事されていて、実績を上げておられる方に寄り添えれば、
他の案件の提案や新規顧客先を開拓する時間が取れる訳です。
忙しいのに結果が出ないかたは、悪循環に陥っているのかと思います。

その為にはどうしたら良いか?

常にエンドユーザーを思い浮かべ、人を頼りすぎず、まずは自分で考える。
そして周りに相談する、そのうえ提案案件等はQ&Aを想定し、自信を持って接することが大切だと私は考えております。

なかなか言えないですよ、「仕事だと思っていない、毎日が楽しくてしょうがない」なんて。

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「Made in Japan」

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「Made in Japan」
この言葉は、使われる方のことを想い、工夫して作成することで、安心してお使いになられ、しかも喜んでいただける、そんな素晴らしい技術を評して付いたブランドだと思います。
我々業界にも、優れた職人さんは存在します。しかし、決して贅沢な収入があるわけではありません。
それどころか、その背中を見て、息子さんが後を継がない、これが現実です。

今までの日本、資材を輸入して、製品にして輸出、こんな図式だったと思いますが、このままだと「ものづくり」、特に職人と呼ばれる方は根絶することでしょう。

諸外国と比べ、技術者のレベルは「Made in Japan」で証明されておるかと思いますが、肝心な、それを売り込む「営業」スキルは先進国の中で、下から数えるレベルだと個人的に思っております。

それは、物を販売される方が、どうやって製作しているか全くわからない、いや興味がない、それに加え、出来の良い物とそうでない物の区別もつかない。こういう方が悲しいかな結構存在しております。
給与をいただく=プロフェッショナルです。だったら作っている所を見るなり聞くなり、全く自信がない営業は職人を滅ぼしかねません。

何故、諸外国に比べ、日本は物価が上がらないか?もちろん政府や日銀の政策に問題があると指摘される方も多いかと思いますが、私は原料が上がる、それを転嫁できないのが一番の理由かと思います。では何故転嫁できないか?

幾つか理由が存在するかと思います。
1つは意識されておる相手がエンドユーザー様ではなく、中間業者さんであること、そうなると、言いたくないことは言わない→前回単価で対応を迫られる→コストUPを認めない
こういう図式
もう1つは、ゴルフトーナメントで例えると、イベント開催には多額の費用が掛かります。
その中の表彰関係のウェート、初回は親カップを製作しますので、そこそこ掛かるとは思いますが、次年度からはレプリカのみ、全予算の1%にも遠く及びません。
それなのにコストUPが叶わない、他の業種は値上がりしているのに。
つまりは、戦う相手は異業種で業界内ではないのです。そのことに気付かなければ、次を担う職人は育ちません。

サッカーで例えると、近くの仲間や相手だけを意識するのではなく、少し離れた位置からフィールド全体を見る場を作ることが重要かと思います。

それには腕の良い職人さんに対する敬意を持つことが大切だと思います。
「Made in Japan」というブランドを、これからも継続できるよう、環境づくりにご協力いただけますでしょうか。よろしくお願い致します。

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夏季休業のお知らせ

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平素より格別のお引き立てを賜り、
ありがとうございます。誠に勝手ながら、

2024年8月10日(土)~2022年8月18日(日)

を夏季休業とさせていただきます。
休業中にいただいたメールやFAXにつきましては、
8月19日(月)以降、順次対応させていただきます。予めご了承ください。
ご不便をおかけしますが、
よろしくお願い致します。

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無の物から有を生み出す

投稿日:

毎日暑いですが、お変わりありませんか?くれぐれも水分補給を忘れずにお過ごしくださいね。

話は変わりますが、オーダーメイドでホールインワン記念の銀製グリーンマークを製作させていただく際は、達成者のお名前・いつ・どこで・どのホールで・使用クラブ等の情報をお聞きし、まずイメージ図を作成します。
フォントのサイズや太さでイメージが大きく異なります。当然、出来上がりの記念品の見栄えも左右されるので、一番重要な部分です。

その後、ご注文となった場合、金型製作用の版下を作成します。ただ、ここでも型屋さんのノウハウがあり、型打ち段階で型が欠けやすい、細かくて表現できない等の意見を集約し、版下が完成します。
トロフィー等のデザインも同様で、デザイナーさんや職人さんの個性は顕著に現れます。

先日も得意先様から朝一番にトロフィーの図案を送っていただき、予算の範囲内で製作できるか否かと連絡が入りました。現場の者と打合せをし、その日の午前中に、このデザインでは予算内は難しいが修正次第では近づけることができる、電話では中々伝えることが難しいと連絡を入れました。
その後折り返しで、翌朝デザイナーと一緒に打合せのためお伺いできないか、ということでした。
もちろんOKです。
そして修正すれば近づけられること、それでも足らなければ、互いにその分を分けましょう、まずは次の商談に行けるよう手助けするのが、我々営業マンの仕事だと思うと伝えました。

その中でデザイナーさんには、「私と打合せをすればするほど製作のことを考えすぎてデザインから遠ざかってしまう(冒険心がなくなる)から、私に指摘されることを恐れず、描きたい物を描きなさい。小さくまとまっちゃうから。」 と伝えました。
若いデザイナーさんがこれから会社を発展させる、そんな業界にして行かなくちゃね、と励ましました。

無の物から有の物を生み出す、これらデザイナーの部門を無償で対応するところが存在します。これでは他社との差別化は図れません。私はそれでは駄目だと公言しております。
そこまで言い切るなら、己にも厳しくしないといけませんよね。でも若い人材が逞しくなっていく姿を見るだけで、心が躍ります。
弊社では7月から新年度となります。いろんな意味で楽しみでもあり、不安もあります。
来年の6月、充実した一年だったと言えるよう、社員さんと一緒に頑張っていきますので、よろしくお願い致します。

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取り巻く環境が良くならなければ、自分たちも潤わない

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今年、早くもエアコンが稼働しており、年々春が短く感じているのは、私だけではないかと思います。
くれぐれもお体ご自愛なさってお過ごしくださいね。

ところで、ある日お客様がご来訪されました。要件は湯沸しの蓋の修理、これが完成したので、取りに来られました。
色々お話させていただきましたが、その中でこの会社は空気が動いている、他社にも足を運ぶそうで、空気が淀んでいて、この会社は活気がある、と申しておりました。

でも、暇ですよー私、昨年のMAX忙しかった頃が懐かしいくらいと言えば、でも他とは風通しが全く異なるそうです。

私は元来、真正面から、誰が相手でも、ぶれずに正直に対応し、手の内を明かす、そのことで、相手側から信頼され、
情報を聞き取り、一つ一つ前進していく、こんな日常を送っております。

そんな私が一番嫌いなこと、それは暇なのに忙しいふりをする、まだ暇だから1時間でできる仕事を2時間かけて
ダラダラ仕上げる、これを日頃から習慣付けしてしまうと、忙しくなっても動けない、
また他者も巻き込み楽を覚える、そんな弊害が考えられるからです。

私が学生の時、朝礼で先生が、白米に一握りの小豆が入り込めば、それはもう赤飯になる、
常に異物を入れない行動をとりなさいと、夏休み前など聞かされました。

会社の代表は、社員さんたちに、自分の背中を見られている自覚が必要かと思います。
自分が楽をすれば、必ず誰かが真似をします。
だから私は、暇の時は「暇だぞー」と言うし、「何か手伝うことがあれば、相談してよー」と声を掛けます。

そんな雰囲気が、風通しが良く感じられたのかもしれませんね。
私は日頃から、これまで生きてきた経験を伝えていく義務があると考えています。
それは自社の社員さんだけでなく、他社の方も同様、聞きに来ればお話しますよと公言しております。

よくお客様の若い営業マンが聞きに来られます。あんた、上司がいるでしょ?何で相談しないの?
そうすると、上司から内藤に相談すれば面白い話が聞けるよ。だから頭下げて聞いてきなさいと言われたそうです。

私は自分が有利に働くための文句、指導は好きではありません。その方の将来を想い、身振り手振りで伝えていく、
そうすることで、周りが成長し、その恩恵を受けることができると考えております。
兎にも角にも忙しくなければスキルは伸びません。私もまだ伸び代があると確信しております。
どうかお仕事いただけること、心よりお待ち申し上げております。

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期待しているから注意をする

投稿日:

今年のGW、如何お過ごしだったでしょうか?会社はカレンダー通りの営業でしたが、
その中でも個人的には、中身の濃い日々をおくることができました。
しかしショッキングなこともあり、それは顧客先の方で業界の名物男の告別式に参列してきました。
その際、「よく怒られましたよ」とその会社の役員の方と話していたら
「みんな、同じこと言ってますよ」と返ってきて、
「私もよく怒られました、たまには理不尽なこともあったが、愛ある言葉も掛けてもらいました」
とおっしゃっておりました。

今ならパワハラと言われるかもしれません。しかし、相手を想って怒ってくれる方、減った気がしませんか?
いや、存在しないレベルかもしれません。

私も社員さんに注意する時があります。私も人間ですから、気分が悪い時もあり、
気を付けていても、八つ当たりになることもあります。
その時は反省し、次からは相手の将来のため、それがゆくゆく会社の利益を生むと信じ、
できるだけ冷静に伝えなければと思っております。

話は名物男に戻しますが、色々怒鳴られました。中には首をかしげる時もあり、
他の方はだまって怒られていたそうですが、私は言い返しておりました。そこで余計怒られる。
でも、何も反論できない場面もありました。以前コラムにも書いた気がしますが、
満足できない記念品を持ち込み、「申し訳ありませんでした」と私が発した後、
その品を確認し、立ち上がり、腕を組みながら
「馬鹿もん、お前は会って謝るのが誠意だと勘違いしているようだな、どんな状況か確認できた時に、
何故一報をよこさない、俺は瞬時にどうするべきか判断を迫られているのだよ」
「それとお宅の職人さんが丁寧な仕事をされたのが、この記念品を見れば一目瞭然だ、
なのに新聞紙で適当に包んで持ち込むんじゃない」
その部屋が凍り付いたのは言うまでもありません。でも何一つ言葉も返せず、そこの社員さんが、
丁寧に私が持ち込んだ品をラッピングしている様子を眺めていました。

「内藤君、納品とはこうするものだよ」「しばらく出入り禁止だ」と言われました。
その後、私は玄関の前で待っていたら、
「さっき言ったこと忘れたか?さっさと出ていけ」
「納品ですか」
「ああ、そうだ」
「電車ですか?車の方が早いと思いますよ」
「いいから帰れ」
「それでも車の方が早いですよ」
ニコッと笑って、「車出せ」「はい」その車中も色々怒られましたが、今となってはいい思い出です。

告別式は5月5日のこどもの日、そういえば、寿退社された社員さんが赤ちゃんを抱っこして会社に来られた際、
小さな目をより細くしてデレデレだったのを思い出しました。本当に子供さんが好きでしたよね。

お世話になりました。

社長コラム

新製品開発へのアプローチ

投稿日:

皆さん元気ですか?私は元気です。と言いたいところですが、花粉症に苦しめられ、
つらい日々を送っておりますが、あと数週間の我慢と言い聞かせ、できるだけ賑やかに過ごしております。

そんな中、久しぶりに暇になりました。あれっ、困ったなー。
どうしよう?
これは現場サイドの話ではなく、私のことであり、私が暇=この先、私の新規案件はしばらく無しということです。
そうなると、いずれは現場が暇になることが想定されます。

そこで私は、暇になってから新たな企画を考えても、動き出すまでにタイムラグがあるから、
まだ仕事が切れる前に、皆で相談し、図案製作や試作に力を入れるよう指示を出しました。

勿論、私も考えます。その際、どうイメージするか?
まずは具体的に流行りそうなアイテムを思い浮かべ、試作が完成したら、どこをターゲットにするかを思い描く、
それとは反対に、具体的な顧客先をイメージし、何を製作したら興味を持っていただけるだろうかと想像する。

後者の場合、そのお店のイメージがわかない現場の者に、どんな方が店にいらしていたか、
どんなアイテムの前に人が立ち止まっていたか、性別、年代層、販売しているプライス等々、
足を運んだ者が五感を研ぎ澄まし、見て、聞いて、匂いを嗅ぎ、それらを社内で共有していかなければ、
なかなか進展するものではありません。

そんな折、土曜の19時から友人と食事の予定が入り、その前に新製品の参考になるかもと、
日本橋高島屋さんで開催されている大黄金展を見に行きました。

その後、集合場所の近くにあるお客様のところに足を運び、弊社の担当の方がお店にいらしたので、
ご挨拶した際、現場の者が新製品の開発となると、楽しそうに笑顔を見せながら口と手を動かしています。
想いが強すぎると、つい手を掛けすぎてしまう。
気持ちはわかるけど、5W1Hを思い描き、予算の上限はいくらになるか(つまりHow much?を加えた5W2H)、
それを意識して、開発するようお願いしております。
と申しましたら、今お預かりしている品、売れるかどうか解りませんが、
お店に置いてみますから、引き続きよろしくお願いしますねと返していただきました。

新たな新製品開発に弾みがつきます。

その後は雑踏に消え、楽しいひと時を過ごせた週末となりました。

社長コラム

Noという勇気

投稿日:

いよいよ、花粉全盛の時期となりました。私は、舌禍治療のお陰で、かなり軽減されましたが、
かゆみだけは、しんどい状態が続いております。
早くゴールデンウィークが来ないか待ち遠しいところです。

そんなある日、銀行さんの営業の方とお話した際、ここ下町は景気が良くないと言っておりました。

では何故、景気が悪いの?
原価高等を転嫁できていないそうです。そうなると最悪、忙しいのに倒産あるいは廃業に追い込まれそうです。

我々業界もそうだけど、絶対数の仕事の量をお持ちのお客様から、酷い仕打ちを受けてきたこともありました。
その際、断固として固持するか、受け入れるかで、将来が大きく作用されます。
私は若い時から、皆が生意気と言っているように、自分に非が無く、
騙し討ちのような案件の際は、指し違い覚悟で戦ってきました。

そのお陰で今があると思っております。それに比べ、煮え湯を飲んで我慢してきたところが、
廃業に追い込まれている事案を多く見掛けます。要は大人しく人柄が良く、
誰からも悪口を言われない、これだけでは会社は維持できない。
そう考えてみると、私と正反対だなと言われそうです。

ても会社や社員さんを守るのが、零細企業では経営者だと思います。
お仕事を受けるか否か、いくらで販売するか、全て経営者次第だからです。
私はどんな悪口を言われようとも、それらを守り、社会に貢献することが使命だと思っております。

私共はそんな賑やかな会社です。皆で焼き肉行こうとなった際、うなぎが良いとなり、
変更した際、うちは平均年齢が高いから多数決で焼き肉が廃案になったと嘆いた社員もおりましたが、
私がちょっと上げてはおりますが、45歳ですよ。

我々業界では、飛び抜けて若いと思います。それよりまた大きな仕事が決まったら、
今度は焼き肉連れていきますので、そんなお仕事、よろしくお願い致します。