社長コラム

感謝

私のよく訪問するゴルフ場も幾らか葉が紅くなりかけてきましたが、お変わりございませんか?私は持病の気管支炎が軽度に発症しまして、今はおとなしく過ごしております。
一日の中で、または前日との寒暖差で大幅に低くなった場合に注意が必要なようで、他にも同じ時期に苦しんでいる方もおられるようです。暖かくして晩秋をお過ごしくださいませ。

さて現在、私は新規案件で老舗のお店に寄らせてもらい、ご要望をお聞きして提案という内容で営業しております。そのためには何かご用を考えなければなりません。「近くに来たから寄らせてもらいました」は一度は許されますが二度目は「用が出来たら、こちらからご連絡しますよ」と申され次の手が打ち難くなってしまいます。私も若い時この手法で苦い経験がございます。
ですから弊社の営業マンにはネタが必要ですよと申しております。新製品をお見せにあがる、カタログが新しくなる時であれば誰でも営業に回れると思いますが、そうでない場合に個々の努力が必要かと思います。その為に雑学だったり時事ネタだったり、時には自分の考え方を聞いていただいたり、あの手この手を駆使していかなければいけません。

その先にお客様から可哀想だな。そろそろ何か仕事出してあげようかなと思っていただくまで通う。だから毎日伺えるほど池に鯉が泳いでいるなら(仕事が潤沢にあるなら)寄らせていただき、そうでないなら時間に余裕があるときに通いなさいと先代に教わりました。

つい先日そんなお話を先代としまして、今は昔に比べ大変だなとポツリと言われましたが、どの時代もやる事をやっていれば必ずや結果がついてくる、今も昔もそれは同じですよ、ただ今の方が結果として現れるのが遅いと言うか出にくくなっただけですよと私が言いと、そこまで解ったなら頑張りなさい、きっと誰かがそれを見ているよと励ましてくれました。

今弊社では「感謝」という言葉が良く出てまいります。相手先様との会話のやりとりの中でお互いがその気持ちが持てる環境であれば楽しく気持ちも前向きになれます。まして私共はその感謝とか優れた功績を残した方へ形ある物をご提案・製作・販売を手掛けておるのですから。
表彰という分野で、またスポーツ文化イベントにおける象徴として、企業におきましては徽章バッチを付ける事で愛社精神や意思の統一をはかる意味合いで、記念品を製作するのかと考えております。そこには常に「感謝」という言葉が必要だと思います。

先程の老舗店ですが、そろそろ可哀想だなあと思っていただけませんか?と申しましたところ、何度も足を運んでいただき感謝しております。是非次につながる企画書をお待ちしております。というお返事でしたので、では早速帰社しまして本日中には送らせていただきます。また次に足を運ぶために今日頂戴しました宿題を持って、また伺います。と告げ帰路につきました。
直ぐ仕事に辿り着けるお店は長くは続かない。時間は掛かるかもしれないけど、通って通って、ようやくお取引まで辿り着ければ末永くお付き合いできるお店になると、これも先代が申しておりました。

自分は若い時、随分その先代と反発してここまできましたが、昨今は昔言っていたことが、ようやくこの年になって解ってきたのかなと思うようになりました。時代は変革をしており、その手法は大きく変ろうとしております。でもやる事やらなければ発言する権利もないし、結果を望んではいけないと私は思います。

どうか新しい出会いを待ち望んでおります。よろしくお願い申し上げます。


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