社長コラム

人事を尽くして天命を待つ

ついこの間までお正月かと思っていたら、早くも6月、あっという間ですね。
今月は弊社の決算月で、追い込みが決まるか、ハラハラドキドキの年度末になりそうです。

そんな中、元ジョッキーの福永祐一さんがゲスト出演された番組を視聴しました。
彼の父は天才ジョッキーと呼ばれた福永洋一さん、したがって
彼もその遺伝子を継ぐ者として華々しくデビューを飾りました。

ところが、同じような境遇である武豊さんは、
福永さんのことを、「体も硬いし、才能には恵まれてない」と思っていたそうで、
まさかここまで結果を残すとは夢にも思わなかったそうです。

つまりは才能ではなく努力で積み上げてきたジョッキー人生だったそうです。
一時期、福永騎手はクラシックレース(桜花賞・オークス・皐月賞・日本ダービー・菊花賞)の中でも
牡馬の3冠レースには、なかなか縁がありませんでした。
やっとエピファネイアで菊花賞をとり、ついにその時が訪れました。
福永家の悲願でもあった日本ダービー、ワグネリアンと挑み、どうやったら勝てるか色々考えたそうです。
そして、これしかないと思った戦術でついに栄冠を掴みました。
私も見ていて、もらい泣きしましたし、感動しました。その勢いは続き、
2年後はコントレイルで3冠レース全てを、無敗のまま制しました。過去にもシンボリルドルフ、
そしてコントレイルの父であり私も大好きな馬、ディープイインパクトにつぎ史上3頭目の快挙を達成したのです。

その中でも転機になったのは、ワグネリアンのダービーだったそうで、以前は何通りも戦術を考え、
第一希望がかなわなかったら、次はこの戦術、また次と3~4通り想定し、レースに臨んでいたそうですが、
誰もが手に入れたいGⅠレース、簡単に勝てる訳もなく、
「これだ」と1つに決めるようになったら結果がついてきたそうです。
そして彼の座右の銘が「人事を尽くして天命を待つ」
一生懸命に努力して、準備して、あとは運に任せるそうです。運がなければ日本ダービーは勝てないそうです。
これが神頼みって言うのですかね。
以前もコラムに書いた記憶がありますが、経験をつんだことで、日頃の営業や新規顧客先であっても、
適度の緊張はありますが、硬くなることはなくなりました。
だから気軽に足は運べますが、お店から出てきたら疲れ切った状態になることが多いです。
営業は、その時その時が勝負で、いかなる問合せも、間髪入れず返す、しかも全てが及第点以上でなければ、
お客様に納得して任せてもらえません。その為には準備が必要です。

提案の際も「ここまで一生懸命に考え図案を製作し、その1つ1つにコンセプトを添えた、やり切った、
これがどんな結果になっても、悔いは無いよね?
と社員さんとも話をします。
福永さんのお話を聞いて、自分がしてきたことは間違いではなかったという自信が深まりました。
これからもお客様の喜ぶ姿が見られるよう、心を込めて記念品を製作させていただきますので、よろしくお願い致します。


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