社長コラム

5W2H

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近年、自然災害が予測を大幅に上回り大きな被害が発生しております。先日も鬼怒川で河川が氾濫し、被災された方の一刻も早い復旧をお祈り申し上げております。

さて話は変りますが、私は先代から多くの事を学んでここまで生きてきました。その中で零細企業のオーナーは何でもできなければ務まらない。だから全てがスペシャリストは不可能だと。でも一通りは経験をつんで対応できるようにと、出来が悪い私を育ててくれたのだと感謝しております。過去を振り返ればお恥ずかしい時がしばらくあり、まず間違いなく自分の給与は稼げてなかったかと思います。そんなある日、自分を強くしてくれた方と出会いました。私が新規開拓で伺ったお店で周年記念の製作依頼が入り記念品を納品させていただきました。今なら決してトラブルにならないように動けると思いますが、その当時は右往左往しておりました。簡易裁判まで行き着き弁護士さんにこう言われました。あなたは真面目で裁判官もどちらに正当性があるかは一目瞭然だけど裁判は正義を証明するところではない。あくまでゲームですと。ここは示談にしませんか? ここでかかる裁判費用と示談になったあかつきには多少の費用は我慢していただかなければなりませんが、あなたはこんなくだらない人とかかわるより、これを機に相手を見返すくらい成長を遂げれば、今回の出費は安い物だと私は考えますよと。それでも我慢ができずに悔し涙も流しました。

そんな事を経験して現在はどのように接していけば、お客様に早く提案ならびにお見積り、試作等をお見せできるかを考えるようになりました。日頃業者の担当者の対応が遅い、本当に自分の考えている事が理解できているのか?等経験があるかと思います。

そんな事を想定した内容で今弊社ではホームページを新規に企画しております。日常的に時間と格闘している方は、可能なかぎり打ち合わせの回数を減らせる事を望んでおられるのかと思います。

今回は社員表彰・周年記念・文化スポーツイベント・徽章(バッチ)この4つをテーマにして計画を練っております。弊社では5W1Hではなく
“誰が 何を いつ どこで なぜ どのようにして”
これにおいくらで を含めた
5W2Hで対応をさせていただきます。

新しい出会いをお待ち申し上げております。

社長コラム

自分で考える

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今年の夏は猛暑となりましたが、お変わりありませんか?私は一度熱中症になりかけまして、水分補給の重要性を再確認した次第です。

その暑い中、弊社に女子大生が実習に来られております。これは10年ほど前からお引き受している制度で物作りの現場や販売先に行くことで将来の方向性や社会の厳しさを体験する目的で行っているそうです。

そこで毎年実習生の個性を見極める為に毎回ある作業をしてもらい、長所を生かすよう心掛けるようにしております。今回の学生さんは真面目で絵がとても上手で将来はジュエリー系に進みたいそうです。そこでこの学生さんなら、少しレベルを上げてもいいかなと思い、お盆休み期間中に課題を出しました。かわいそうだけど。

それは考えるということが当たり前にできるように、自分でQ&Aを絵にして提出してくださいと。
例えばあなたが初任給でご両親にプレゼントするなら?とか自分へのご褒美で何を買いますか?就職先で業績が上がり表彰されることになったら何をもらいたいですか?この時は男女や年齢を問わない物も考えてみてくださいねと伝えました。難しい宿題かもしれないけど考えることが大切で、それができれば何でも対応できると個人的には考えております。

ジュエリー業界は若い女性には人気があり競争率も高いです。その中でデザイン、製作、販売のどこかで携わっていっていただきたいと願っております。
自分で考えるって単純ですが、我々業界に携わっている方の大半が自分で何も考えていないのが現状です。分業制の弊害なのか買い手市場が長引いたのが原因なのか、丸投げ状態です。だから昨今の納涼会の挨拶は景気が一向に上がってこないという内容につきるのだと思います。

他社とあるいは他者に対して個性を発揮することで差別化が図れます。それには携る方が自分自身を追い込まなければ、常にビクビクしながら難題をクリアしていくという過程に陥ります。

私は若い時から考えるという習慣を身に付けることで早く自信を持って取り組むことができると信じております。それが過信との違いかと思います。

学生さんには少し気の毒とは思いましたが、社会にでれば出来て当たり前です。 お盆休み明けが楽しみです。

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時は金なり Time is Money

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タイム・イズ・マネー

入梅後、寒暖の差も激しく体調管理が難しい季節になりましたがお変わりありませんか?

私は前回のゴルフでサングラスを掛け歩いていたところ、から足を踏んでしまい、持病の腰痛がぶり返しまして困っております。

さて今回は“時は金なり”をテーマにしてみようかと思っております。

以前にもお話しましたが、物造りにおいて現在一番厳しいのは製作期間が短いというのが問題となっております。

理由は幾つかございまして、職人の減少や休みが増えたことも影響しております。見積りの返事は数時間、そして決定までに半年、製作期間2週間みたいな驚くべき案件がしばしば起こります。

これは物造りにまったく興味のない者が間に携わっている場合に多く感じられます。

先日も弊社の社員に新規案件が入り、私が簡単なラフ図案を制作し提案とあいなり決定するかどうかの段階で、エンドユーザーさんからご要望が入りました。

そこで大切なのは予習と復習です。

打ち合わせの前日、Q&Aでしっかり自信を付けさせ翌日、通常は午後から伺う先様に朝一番行かせました。

理由は決定した場合、製作期間が厳しくなる案件だったからです。そして説明が万全だったか聞いてみると、YESかNOのどちらかでいいという返事で、今後起こりえる問い合わせに対しての対策を何一つ話せてくれなかったそうです。

私はあきれましたが、営業マンにも色々な性格があるから仕方がないと思っていたら、毎日毎日問い合わせが入り、その答えは朝一番に伺った際のQ&Aの全て想定内の話で、やはり納期が厳しくなるのは担当者の力量によるものが大きいのだなと実感いたしました。

やはり個々の力を上げるには身近にレベルの高い人材が必要で、それを見る・真似る・参考にする事で自然と底上げされるのかと思います。

例えればゴルフ界でいえばタイガーウッズの出現で飛躍的にレベルが上ったように感じます。

先日の全米オープンの会場も無理に難しくするため、パー5を時にはパー4にと用具開発の発展もあるとは思いますが、それ以上のスキルアップにゴルフ場が付いていけなくなっている物を私は感じました。

会社は人材で変るのです。それを育てるのも重要です。

YESかNOの方は興味がないから聞こうとしないのだと思います。それは会社全体がそういう雰囲気で日頃から接しているからで、残念ですが今後の業績が心配になってきます。相手に合わせてお話するのは当然ですが、これから起こる可能性を想定できなければ、全ての案件でイレギュラーの影響を受けやすくなります。

何事もそうですが、他より努力して初めて表彰していただく場に立てるのです。平均的なことやサボタージュしている方は長くは続かないかと思います。

そんな価値ある表彰を弊社では目的や意味を理解しながらサポートさせていただきます。
どうぞお気軽にお問い合わせいただけますでしょうか。

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表彰イベントで「No」を言わない営業

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表彰イベントで「No」を言わない営業

今年は北国の方で積雪量が多いそうですね。本当に寒い冬です。温かい物を食べて元気に過ごしてくださいね。

ところでこんな事を書き込むとライバルが増えてしまうかもしれません。

自分が関われる案件があるか、特に自分の趣味の延長戦でスポーツイベント等、少なくても半年から1年半先を見据えて、常にアンテナをはれるよう私は心がけております。

例えば野球・サッカー・ゴルフ、最近ではバスケが風雲急で、Jリーグ発足の際に「時期尚早という方は10年いや100年先も時期尚早と申しておるのでは」と演説して今日に至っている川渕チェアマンが取り持ち、来年から新リーグが2つできるようです。

またラグビーワールドカップも今年イングランドで開催されます。

Jリーグも2シーズン制となります。

ゴルフも男子が3つ女子は1つ新規トーナメントが今年開催されるようです。

そこには必ず表彰記念品が製作されます。この表彰物は毎年製作される(我々業界で取りきり)もの本杯(持ち回り)がございます。

まずは本杯作成となるかと思います。記者会見やパンフレットでも大きく扱われ、大会の顔となるものです。

一度製作すれば翌年からはレプリカのみとなりますので、初年度できるだけ立派な物になるよう予算を計上していただきたいですね。

そしてできれば弊社で受注したいですね。過去にも経験もございますし、弊社の強みは自社でストーリーを描いた提案、また簡単にはNoを言わない粘り強さ、そして表彰記念品を製作するにあたり、細部にわたり気を配り製作できる事です。

先日もお問い合わせがございまして、皆がノーという返事で途方にくれておりました。

「御社でも同じ結論ですか?」と尋ねられ、「お断りになる理由が2つあるのでは?」と申しました。

最初から否定的で確信まで話が進まなかったそうです。私がその時考えた2つの理由とは、1つは納期が間に合わない、もう1つは技術的に無理なのかと思いました。予算を伺ってない状態だったので、そこまで聞いていれば予算も難しいとなったでしょう。

今回は中間業者が全ていなかった関係で、何とか予算にははまりましたし、納期面でも目処がたちました。

しかし仮にNoと返事すると、この表彰イベントがまったくユーザーさんが望む物と違ってしまう、またそれが我々業界以外の表彰物になってしまう事も想定されます。

今回の案件もクライアントさんの立場がございますので詳細は述べられませんが、以前にも同系のお仕事で他社さんがNoで弊社が製作させていただいた案件がございました。懸命に考えれば物は作れることが大いにございます。

昨日も弊社まで工場見学でご来訪いただいたお客様に、「簡単にはNoは言わないように御社担当の営業にも申し伝えております。もしかしたらでもいいから、お話を聞かせていただけますか」と申し上げました。

お近くの会社さんでしたら、すぐにでもお伺いするのですが、なかなか通える所ばかりではありません。そこで解りやすくご説明できるようサンプルや図案も用意しております。

どうぞお気軽にお問い合わせいただけまでしょうか。心よりお待ち申し上げております。