社長コラム

引くも兵法

令和元年も残り僅かですが、今年を振り返っていかがだったでしょうか。

私は健康面では良い年とはいえませんでした。春先の人間ドックで生活習慣病だと驚かされ、
外来受診を勧められました。また10数年ぶりに風邪をひき、元々気管支が弱いもので、
夜中が息苦しい日がしばらく続きました。
それに加え、アレルギー数値が高く、ほぼ一年中花粉症状態、そこで本格的にアレルギー外来に通い、
積極的に治療する方向に舵を切りました。(夢は3月下旬から4月中旬にゴルフができる)

仕事も多少犠牲になる部分もあるかと思いますが、いつまでも内藤一幸商店では会社の未来がないので、
あえて次の世代を担う者を育てる意味でも来年は治療を優先していこうと考えております。

それとは逆に仕事面では結構忙しく過ごせることができました。
ところが外部の方からは社長さん、外に出ないで会社で何をやっているの?と言われます。
私の仕事は、朝は主に貴金属や為替の相場に目を通し、
前日の終了時にメモした、その日に必要な仕事に優先順位を付けて、
終わったら消しを繰り返していきます。
ただし来客も多く、金融機関の方や保険関係以外にも、お客様や仕入先様、
中には突然のご来訪や込み入ったお話もあるので、あっという間に一日が過ぎてしまうことがあります。
それ以外は自分のも含め、他の営業が取ってきた案件の提案、または図案提出用の資料、お見積り、
仕入先への手配、生産工程表の作成など、かなり忙しい時もあります。
その他に資金繰り、振込み、給与計算等、零細企業のオーナーは何でもできないと務まりません。

私は常に初めてお会いするお客様には自分で考えて、図案を作成し、見積りし、営業に廻り、製作までできる、
これが弊社の強みであると、またクレームが来ない記念品を製作するのではなく、
喜んでいただける物を作りますとお話させていただいております。

ところがオールマイティーになれば次の人材を育てることの足かせにもなっているような気が致します。
そんなこんなの慌しい一年でした。
今年も大変お世話になりました。よいお年をお迎えくださいませ。


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