社長コラム

利は元にありの意味

明けましておめでとうございます。
今年の干支は兎、ということで私は年男です。社員さんは、えー兎!?猪じゃないの??
って言っておるようですが、明るく楽しく、そして健康に過ごせると良いですね。

1月5日、年始回りの際、お客様にたまに来られたなら、少し話そうよって声を掛けていただき、色々世間話をしていた際、
新規顧客案件を主に動くことで気付いたこと、大変だったことなどを話され、心の底から「感謝」という意味が、
この経験をしたことのない人には、理解できないだろうねとおっしゃっておりました。
後で私に何故そのお話をされたのか考えてみました。
そのお客先は私が毎日通い、これまで生きてきて1度だけうれし泣きしたオーダーメイド記念品の製作依頼を1年掛かりで
頂戴したところで、それまで大変苦労しました。では何故通い続けたか?
そこには間違いなく弊社が対応できる事案が多く存在するところだったからです。
その方は、その事も覚えてくださっていたからかなと感じました。

その際、お話したのは、弊社はこんなことができる、こんなこともできる、技術力をコマーシャルしたうえで、
我々にはお見せする記念品があります。それをどんな場面で、こういう目的で、こんな方に使っていただく、
または差上げるなど、ストーリーを描くご提案ができれば、同じ土俵でお話ができるかもしれない。
つまりは同じ記念品を持って営業に伺っても、誰が持ち込むかで結果は大きく異なる。
それは役職とか年代の関係ではなく、同じフィールドで会話が展開できるかです。

では持ち込む記念品、魅力のある新製品は、優秀な営業マンに匹敵します。
では開発のヒントはお客様とのディスカッションは当然ですが、意外と仕入先さんでもらえることが多いです。
例えば、今まで難しかった業務が、ここでは機械で簡単に製作できるとか、こんなアイテムが流通しているのかとか、
こんな予算が高そうな記念品を欲しがっておられる方が存在するんだとか、
目から鱗みたいな新鮮な感覚に出会うことが多々あります。

よく「利は元にあり」という言葉が存在しますが、諸説では仕入先さんのコストを出来るだけ抑える、
または仕入先さんを多く持つことで選択肢が広がる、それとは全く異なりますが、新製品何を作ろうか、
ではそれをどこに持ち込めば良いか、ではどうやってインフォメーションをしようとなるわけで、
またその流れの逆も考えられます。
しかし絶対条件として新製品の開発は製造業の柱です。
その意味でいくと仕入先さんにヒントが沢山転がっている=「利は元にあり」かなと私は理解しております。

売上を増やす=既存の顧客先さんにだけ足を運ぶ、
それより仕入先に足を運ぶことでビックチャンスが生まれる気がするのは私だけでしょうか?
コラムのテーマも人と関わらないとネタが広がりません。今年も新たな出会いがあることを楽しみにしております。
本年もどうぞよろしくお願い致します。


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