令和になり、いきなりの10連休、いかがだったでしょうか?
弊社は強制ではなく任意で、間に合わないと思われる社員さんが1日2日出社しておりました。
でも製造業で休みが多いのは問題で、何が働き方改革だと愚痴を溢したくなります。
そんな中、弊社で単純なミスがあり関係各位の皆様に大変ご迷惑を掛けてしまいました。
それは製作させていただいたイベント用記念品が壊れてしまい、
それをエンドユーザーさんが発見したという最悪なシナリオでした。
そこで弊社では出来るだけ早く記念品が戻せるよう200%の力を注ぎ、当日夕方には組み立てることができ、
翌日お客様の事務所に伺い、手渡すと同時に謝罪と原因究明ならびに今後の改善策をお伝えしてきました。
その際、
「起きてしまったのだから仕方が無い、今後いかに防げるか、誰でもミスはあるから職人さんをあまり責めないで」
と怒られるどころか、
「これで明日詫び状添えてお客様に謝ってくるから、それにしても対応早いな、
翌日には持ち込めるとは内藤さんらしい、また改善案もこれなら間違いないなあ」
と労ってもらいました。恐縮以外、言葉が見付かりません。
翌朝、気がかりなので一報入れようと思っていたら、
出張先から帰社された営業担当者さんから早々連絡を頂戴し、
「無事納品でき、また謝罪してきました。ただ言葉尻は柔らかくも厳しいことも言われました。
そして業界の職人さんにおいて、担い手がおるか随分心配しておりました。
今回ミスはしましたが、ここは若い職人が何人もおるから心配ありませんと申しておきました。」
とおっしゃっていただいたので、
今後何か困った事案が発生したら弊社でできることなら、
対応しなければ義理を欠くと現場の者にも伝えた旨を話したら、
この間の短納期案件また完成後の重さのバランスなど日頃から助けてもらっておりますからお互い様ですよ
とおっしゃられ胸が熱くなりました。
ただ闇雲に注意するより優ることを実感しました。
今回の件で弊社の社員は1つのミスで多くの方にご迷惑を掛けることを身にしみて感じ、
そして“計画性”がいかに大切かを学習したかと思います。
計画性には2つの意味合いがあり1つは納期面いわゆる職人用語でいう段取り、
もう1つは完成形を思い描いて、要所でどこの部分に力を入れるか、つまりは強弱を付ける、
そうでないと作品色が強まり、生産量も増えずコスト高につながります。
この経験を次につなげられるよう社員と一緒に汗を流していけたらと考えております。
P.S.
5月というのに暑い日が続きますがお体ご留意なさってお過ごしください。